山川穂高が2本塁打7打点の大暴れ。埼玉西武が5連勝

パ・リーグ インサイト

2018.4.25(水) 22:03

埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)PLM
埼玉西武ライオンズ・山川穂高選手(C)PLM

4月25日、ヤフオクドームで行われた福岡ソフトバンクと埼玉西武の一戦。昨日は北九州市民球場での試合開催が中止となったことで、今日の試合が首位攻防戦第1ラウンドとなる。福岡ソフトバンクの先発はバンデンハーク投手。今季は開幕から安定した投球が続いているだけに、今日も試合を作る好投が期待される。

一方、現在4連勝と勢いに乗る埼玉西武の先発投手はカスティーヨ投手。両投手は4月4日にもメットライフドームで投げ合っており、そこでは福岡ソフトバンク打線を5回まで完全投球で封じ込めたカスティーヨ投手に軍配が上がっている。

試合は3回に大きく動いた。3回表、埼玉西武の攻撃。この回先頭のメヒア選手が内野安打で出塁すると、四球などで2死満塁となる。ここで打席には頼れる主砲・山川選手。カウント0-1から154キロの低めの直球を逆らわずに振り抜くと、打球は右翼方向へと伸び、そのままホームランテラスへ。頼れる主砲の第8号グランドスラムで、埼玉西武が4点を先制した。

直後、6番・外崎選手にも2ランが飛び出し、これでスコアは6対0。主砲の一撃と外崎選手のアップルパンチが一挙に飛び出し、埼玉西武が試合序盤から一挙6得点を挙げた。

埼玉西武の先発・カスティーヨ投手はその裏に犠飛で1点を失ったものの、それ以外はピンチらしいピンチを作らない安定した投球を披露。150キロを超える直球を軸とした投球で、若鷹打線を寄せ付けない。

すると、その好投に絶好調の獅子打線が再び応える。5点リードで迎えた6回表、連続四球と安打などで1死満塁と追加点の好機を作ると、2番・源田選手と3番・浅村選手の連続適時打で9対1。さらに、続く山川選手が左中間席へ特大の3ランをかっ飛ばしてスコアを12対1とし、埼玉西武が試合の大勢を決定付けた。

何とか食らいつきたい福岡ソフトバンクは、6回裏に反撃を試みる。3連続四球で無死満塁の好機を作ると、押し出しで1点を返す。さらに、8番・今宮選手の適時打、明石選手のゴロの間に2点を返し、この回3得点を挙げる意地を見せた。

9回裏にも2点を返したものの、試合序盤と中盤に奪われたリードはあまりに大きく、鷹打線の反撃はここまで。試合は12対6で終了し、首位攻防第1ラウンドは首位・埼玉西武が持ち前の打撃力で福岡ソフトバンクを終始圧倒した。

勝利した埼玉西武は3本塁打を含む10安打12得点。試合序盤と中盤にビッグイニングを作り、パ・リーグ首位の強さを見せ付けた。4番の山川選手は、何と2本塁打7打点の大活躍。6失点を喫した投手陣は盤石とは言えないが、獅子打線らしい打ち勝つ野球で5連勝を決めた。

敗れた福岡ソフトバンクは、先発・バンデンハーク投手は5回1/3で123球、与四球6、失点10と、強力・埼玉西武打線に完全につかまってしまった。投手陣に故障者が相次いでおり、ローテーションの柱として期待がかかるだけに、次回登板以降は本来の持ち味を発揮した投球に期待したい。

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