本塁打でサイクル達成も「所詮そんなものだと思います」
北海道日本ハムの近藤健介捕手が24日、本拠地でのオリックス戦でサイクル安打に王手をかけたが、達成できなかった。
初回に左前打、3回には左中間を破る二塁打、4回には右翼線三塁打を放って、オリックスの先発・金子をノックアウトした。3打席で簡単に王手をかけて迎えた7回の第4打席。3日前に福岡ソフトバンク・柳田のサイクル達成を見届けたばかりの札幌ドームのファンが期待する中、4番手の山本に対して二ゴロに倒れた。試合後に近藤は「意識? しましたけど、所詮そんなものだと思います」と苦笑いした。
打撃の調子は再び上昇カーブを描き始めている。開幕から17試合連続出塁の記録は21日福岡ソフトバンク戦でストップしたが、この日は右に左に打ち分け、8日の千葉ロッテ戦以来、今季2度目の猛打賞をマークし、打率を再び4割に乗せた。
「まだまだな部分もありますけど、このぐらいなら勝負できるかなと思います」といい感覚を取り戻しつつある。4割という数字にはこだわらない。「そこは意識せず、1日1本、チャンスで打てればいい」と目の前の打席に集中して、勝利に貢献する。
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