25日、楽天は本拠地で千葉ロッテを迎え撃つ。今季2度目の顔合わせとなる両チーム。ここでは直近の試合を振り返りながら、25日の見どころを挙げていきたい。
【今季対戦成績】
楽天→1勝2敗0分、千葉ロッテ→2勝1敗0分
【昨季対戦成績】
楽天→15勝1分、千葉ロッテ→9勝1分
23日は月曜日で、24日は雨天中止により試合が開催されなかった。前カードの22日、楽天はオリックスに大敗。先発の池田投手は5回2失点と粘ったが、中継ぎ陣がオリックス打線を止められず。打線も5安打無得点と沈黙し、完封リレーを決められている。最下位に沈み、1位・埼玉西武とのゲーム差は9.5まで開いた。今季はまだカード勝ち越しは一度もない。
一方の千葉ロッテは22日、埼玉西武に力負け。先発の二木投手が2回途中5失点と崩れ、救援陣も獅子の勢いに呑まれた。打線は10安打5得点と奮闘するも、ダブルスコアをつけられて同一カード3連敗。5連敗を喫し、オリックスの勝敗によっては5位に転落することになる。
楽天と千葉ロッテはともに前カードを悔しい形で負け越し、25日、今季2度目のカード初戦を迎える。予告先発はそのままスライドし、楽天が岸投手、千葉ロッテが石川投手だ。
岸投手は前回登板で5失点完投負け。打線はチーム打率12球団最下位と苦しんでおり、今回も投手陣が最少失点で踏ん張らなければ、勝利は遠のいていくと考えるべきだろう。今季初のカード勝ち越しのために、まずはこのカード頭を取りたい。そして岸投手自身も昨季から続いている本拠地6連敗の記録をストップさせたいところだ。
対する石川投手は今季3試合に先発して全勝。3勝に終わった昨季の勝ち星に早くも並んだ。防御率はリーグトップの1.59をマークし、エース・涌井投手が好調とは言えず、二木投手もノックアウトされたばかりの投手陣の中ではまさに希望の光だ。
前カードの埼玉西武戦では守乱も響き、中継ぎを多く投入しながらことごとく打ち合いには敗れた。連敗ストップを託された右腕にかかる期待は大きい。
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