選手たちには休養を求める一方で自身は「僕はリラックスしなくても野球小僧なんで」
4年連続の日本一に輝いた福岡ソフトバンクの工藤公康監督が、歓喜の瞬間から一夜明け、早速5連覇に向けて始動した。26日には本拠地PayPayドーム内でコーチ陣とのミーティングを実施。オフの選手の課題などについて意見を交わした。
25日に日本一を決めた工藤監督。昨晩は「あまり寝ていない。5時間くらいですかね」と休む間もなく、来季に向けて動き出した。投手コーチ、打撃コーチ、守備コーチとミーティングを行い「ある程度、コーチとイメージしているものを話をさせてもらいました」と明かした。
圧倒的な強さを日本シリーズで見せたものの、孫正義オーナーはすぐに5連覇指令を口にしていた。指揮官も「常に高いところを目指していかないといけないというのは自覚している。常にスキのない野球をやっていきたいと思っている。選手たちにゆっくりさせてあげたいと思いながらも、来年の課題を作っていかないといけないといういシビアな自分が混ざっている」と早くも視線を来季に向ける。
「心身ともにリラックスすることが大事」と、選手たちには休養とリフレッシュを願う一方で、自身については「僕はリラックスしなくても、野球小僧なので。課題作りが終われば、2月のことも考えていければいいと思います」と“不休“も辞さない姿勢でいる。4連覇の次は5連覇。早くも工藤監督と福岡ソフトバンクは来季に向けて動き出した。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
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