イースタン・リーグが開幕してから約1カ月。千葉ロッテのドラフト1位ルーキー・安田尚憲選手はここまで全試合でスタメン出場し「日々勉強させてもらっています」と語る。
開幕から二軍戦で積極的に起用される安田選手だが、プロとアマチュアでは「スピードなど色々な面で違いを感じています」と話し、「今のところではタイミング、ストレートに振り負けないこと」を課題点に挙げた。現在はその課題克服のため、連日バットを振っている。
ただ、3月23日の東京ヤクルトとの二軍戦では、大下佑馬投手からプロ初本塁打。逆方向へ大きな当たりを放つなど、持ち前の長打力を随所に見せ付けている。
逆方向への長打に関して安田選手に話を聞くと、「まだ納得のいっているバッティングではないです。1個1個しっかりとやっていきたいと思います」と満足していない様子。
千葉ロッテは2005年のイ・スンヨプ選手以来、シーズン30本塁打を放った選手が12年間にわたって現れていない。履正社高校時代に高校通算65発をマークした安田選手の長打力を期待するファンも多いのではないだろうか。
現在、二軍打撃成績は27試合96打数24安打2本塁打15打点、打率.250。幕張のファンの夢を乗せて、ZOZOマリンスタジアムに美しい放物線を描くため。ゴールデンルーキーは今、浦和で虎視眈々と腕を磨いている。
記事提供: