2年目の進化に期待がかかる山岡泰輔の好投と、打線のバットでオリックスが大勝

パ・リーグ インサイト

2018.4.22(日) 16:51

オリックス・バファローズ マレーロ選手(C)PLM
オリックス・バファローズ マレーロ選手(C)PLM

楽天生命パークで行われた最下位・楽天と5位・オリックスのカード3戦目。初戦は楽天の則本投手が9回2失点の完投勝利、前日の2戦目はオリックスの西投手が8回無失点の好投を披露して、チームを勝利に導いている。1勝1敗で迎えたカード最終戦は、お互いに白星で飾り勝ち越しを決めたいところ。

勝利を手繰り寄せたのは、この試合も先発投手の好投だった。オリックスの先発・山岡投手は108球で7回を投げて無失点。2回にフェルナンド選手に安打を打たれ、直後に四球を与えてピンチを招く。3回から5回は3者凡退で退けたが、6回には先頭の岡島選手に二塁打を浴びるなど、抜群の出来ではなかった。それでも、変化球をうまく配球して的を絞らせず、無失点で切り抜けた。

奮闘を続ける右腕への援護は5回。二塁打を放った先頭のマレーロ選手が、1死からT-岡田選手の中飛で3塁へ進む。すると、続く大城選手が放った打球は前進守備を敷く二塁手の正面に転がったが、捕球した楽天・藤田選手が三塁へ送球する間に、三走のマレーロ選手は本塁へ突入。相手守備の野選により先制点を挙げた。なおもオリックスは山崎選手が四球で出塁すると、打線のトップに座る宗選手が適時三塁打を放って貴重な2点目を奪った。

楽天の先発・池田投手は前回の登板で106球6.1回を投げて、5点を失いながらもプロ初勝利を挙げていた。プロ4試合目となったこの試合では、3回までを打者9人で抑える立ち上がりも、2点を失い降板。ドラフト同期の山岡投手より先にマウンドを降りた。

オリックスは6回にも加点に成功する。まずは、1死走者なしから4番・ロメロ選手が左翼席へ今季第3号を放つ。すると、小谷野選手とマレーロ選手に連続二塁打が飛び出し1点を加点すると、次打者のT-岡田選手が引っ張った打球はセカンドのグラブを弾いて右前へ。主力打者の揃い踏みで、この回3点を追加した。

その小谷野選手、マレーロ選手、T-岡田選手は8回にも続けて出塁し、無死満塁とすると、大城選手と山崎選手が続けて二塁打を放って3点を奪った。打線はこの試合、安達選手以外のスタメン全員が安打を記録。好投した先発の山岡投手を、うまく援護した。

その山岡投手は7回無失点で2勝目。敗れた楽天は本拠地で今季初のカード勝ち越しを逃した。

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