「今日で僕は福岡ソフトバンクホークスのユニホームを着るのは最後になります」
福岡ソフトバンクの内川聖一内野手が1日、今季限りで退団することを正式に表明した。タマスタ筑後で行われたウエスタン・リーグ最終戦の阪神戦に「3番・一塁」でスタメン出場し2打数無安打1四球。現役続行を希望する内川の最終戦セレモニーで語った全文は以下の通り。
「新型コロナウイルスの影響で開幕が遅れたり、無観客でシーズンが始まったり、普段と違うシーズンになりましたが、こうしてファンの皆さんに入ってもらってどれだけ選手の力になるのか感じさせていただいたシーズンになりました。皆さんのご声援のおかげで1軍はリーグ優勝を果たし、2軍はウエスタンリーグ優勝できました。これから1軍はクライマックスを突破して日本一を目指しますし、2軍はファーム日本選手権優勝を目指して頑張っていきたいと思いますので、熱い声援よろしくお願いします」
「個人的なことになりますが、今日で僕は福岡ソフトバンクホークスのユニホームを着るのは最後になります。王会長からFA宣言したときに『そのまんまのキミでいてくれたらいい』と言っていただきまして、このユニホームを着させていただきました。僕の希望としては地元・九州の球団で最後を迎えたいという思いでやってきてたんですが、残念ながらそれが叶わない状況になってしまいましたので、まだまだ自分でやれるとか、勝負したいという思いよりも、今年1打席も1軍でチャンスを貰えなかったということが、自分の中で野球を辞める決心がつかなかったというのが正直なところです」
「今日ノーヒットで終わりましたが、回りの人からは『もう1打席行けよ』と言っていただいたんですが、ヒットを打つ喜び、ファンの人に喜んでもらえる喜びというものを、まだこれが続きがあるんだと受け止めて、また来年、皆さんの前でユニホームは変わってしまうことにはなると思いますが、皆さんの前で野球ができるようになればいいなと思っています。個人的には10年間、福岡ソフトバンクホークスにお世話になりました。本当にありがとうございました」
(Full-Count編集部)
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