10月27日の18時から、京セラドーム大阪でオリックスと北海道日本ハムの第18回戦が行われる。2016年育成選手ドラフト2位の榊原翼投手と、2017年ドラフト2位の西村天裕投手の投げ合いで始まるこの試合の見どころを紹介する。
【今季対戦成績】
オリックス→9勝7敗1分
北海道日本ハム→7勝9敗1分
【オリックス】榊原翼投手 7試合1勝2敗 33.1回 23奪三振、防御率4.59
【北海道日本ハム】西村天裕投手 14試合0勝0敗 18.2回 20奪三振、防御率3.86
オリックス先発の榊原投手は、登板7試合でQSはわずか1と苦戦中。立ち上がりから球数がかさむことが課題だ。荒れ球が魅力なだけに、小さくまとまらず大胆な投球に期待したい。打線は、初の首位打者を目指しひた走る吉田正選手に注目。吉田正選手が出塁し、モヤ選手が返すという形がシーズン後半にはまってきた。ベルト付近の高い球なら確実にミートする技術はもはや芸術的。北海道日本ハムが敷いてくるであろう“吉田正尚シフト”を破れるか。早い回から得点し、榊原投手を楽に投げさせたい。
プロ3年目にして初先発の西村投手は中3日での登板。10月は8度登板し防御率は0.00、被打率は.158と実に安定している。前述の吉田正選手に対してもクレバーな投球を見せたい。その西村投手と同期入団となる、2017年ドラフト1位の清宮幸太郎選手の打席に注目。25日の楽天戦では9回に7号2ランを放ち、大敗のなかでも気を吐いた。まだ打撃に守備に試行錯誤が続くがこの3連戦で掴めるものはあるか。
文・海老原 悠
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