先発・有原ら5投手で今季最多の17被安打
北海道日本ハムは21日、本拠地での福岡ソフトバンク戦で0-10と完敗した。右肩痛から復帰2戦目の有原航平投手が5回途中9安打7失点でKOされるなど、5投手合わせて今季最多の17安打を許した。
試合後、栗山英樹監督は「有原自身も悔しかったと思うし、先に点を取ってあれれば、また違う形になったと思う」と振り返った。
打線は福岡ソフトバンクの先発・中田を攻略できず、8回までわずか4安打で無得点。9回に登板した田中にも3者凡退に抑えられ、今季3度目の0封負けを喫した。「何とかしたかったけれど、結果的に点を取れていないという現実を受けとめて、しっかりやります」と前を向いた。
この日は福岡ソフトバンクの柳田にパ・リーグ11年ぶりとなるサイクル安打を許し、大記録を“お膳立て"してしまった。「止められなかったとかそういうことではなくて、みんな持てる力を一生懸命出している。良い時もあるし、悪い時もある。結果的には僕の責任」と厳しい表情で語った。
勝率は再び5割に逆戻り。カード勝ち越しを懸けて戦う22日の試合は絶対に負けられない。北海道日本ハムは今季初勝利を狙う加藤貴之投手が先発、福岡ソフトバンクは下手投げルーキーの高橋礼がプロ初登板する。
「なかなかデータ、情報が少ないところがあるので、しっかりとできる限り準備をして臨みたい」と栗山監督は言葉に力を込めた。
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