9月27日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテと福岡ソフトバンクの第15回戦は、8対4で千葉ロッテが勝利。首位攻防戦最終ラウンドを白星で飾り、カード勝ち越しを決めた。
先発・美馬学投手は初回を3者凡退に抑える上々の立ち上がりを披露。すると千葉ロッテ打線は福岡ソフトバンクの先発・二保旭投手の立ち上がりを攻め立てる。1回裏、1死から四死球と失策で満塁の好機をつくると、5番・井上晴哉選手が変化球をフェンス前へ運ぶ2点適時二塁打を放ち先制に成功。さらに6番・福田秀平選手からも2点適時打が飛び出し、この回一挙4点を奪い試合の主導権を握る。
さらに2回裏にも2者連続四球などで2死1、2塁とすると、井上選手が2打席連続となる2点適時二塁打を放ち、二保投手をマウンドから引きずり下ろす。続く福田選手も2番手で登板した笠谷俊介投手から適時打で追加点を挙げ、千葉ロッテが7対0と大きくリードを広げた。
大量援護をもらった美馬投手だったが4回表、先頭の周東佑京選手、グラシアル選手、柳田悠岐選手に3連打を打たれ無死満塁とされると、続く4番・中村晃選手から適時打を浴び1点を献上。さらに押し出し四球と犠飛で追加点を許し、スコアを7対3とされ、その差を4点に詰め寄られる。
直後の4回裏、先頭の福田選手が3安打目となる二塁打で出塁すると、進塁打で3塁へ進み、さらに野選で本塁へ生還し1点を追加。しかし美馬投手は5回表、四球と安打で無死1、2塁とされると、続くグラシアル選手に適時打を放たれ1点を失い8対4。4点差のまま突入した後半、千葉ロッテは継投に入り、安打を許しながらも救援陣が無失点リレーで切り抜ける。9回表は益田直也投手が締めくくり試合終了。千葉ロッテが8対4で勝利した。
千葉ロッテは、序盤の集中打で奪ったリードを守りきり、首位とのゲーム差を再び「1」に縮めた。先発の美馬投手が5回7安打4失点の粘投で今季8勝目。自身の連勝も「6」に伸ばし、新天地で自己記録更新を果たした。一方敗れた福岡ソフトバンクは、先発の二保投手が1.2回4安打7失点(自責点6)と試合をつくれず。打線も終盤の好機を生かしきれなかった。
123456789 計
ソ 000310000 4
ロ 43010000X 8
ソ ●二保旭-笠谷俊介-泉圭輔-川原弘之
ロ ○美馬学-小野郁-唐川侑己-澤村拓一-益田直也
文・山本理絵
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