この強さは本物。終盤の8回、0対8からの大逆転劇で首位をガッチリキープ

パ・リーグ インサイト

2018.4.18(水) 22:46

ド派手すぎる連敗脱出劇だ。埼玉西武が18日、北海道日本ハム戦で終盤に8点差をひっくり返し逆転勝ち。ガッチリと首位をキープした。

振り抜いた瞬間に、勝利が決まった。1点ビハインドの9回無死満塁、5番・森選手が相手の抑え・石川直投手から右中間へサヨナラ2点適時二塁打。前進守備だった相手の陣形に対し「かち上げようと思った」と気合いの一撃。サヨナラを決めると、ナインから手荒いウォーターシャワーを受けた。「もっともっと(水を)くれても良かった」と、最高の一打に笑顔もはじけた。

サヨナラがおまけに見えるほど、8回の攻撃がすべてだった。8点差の8回1死満塁、主砲の山川選手が押し出し四球で1点を返すと、森選手も押し出し四球、さらに外崎選手、栗山選手の連続適時打で一気に6点を奪った。さらに中村選手もつなぎ、金子侑選手の二ゴロで1点差。「途中、負けたと思ってたけど」と、森選手も振り返ったように、敗色濃厚の終盤にメットライフドームのボルテージを最高潮に上げた。

9回、まだビハインドの状況だったが、勢いは完全に埼玉西武だった。先頭の源田選手が左前打で出塁すると、浅村選手が右前打で1,3塁。ここで山川選手の四球も大きかった。無死満塁。自身2度目のサヨナラ打を決めた森選手がお立ち台に上がったが、辻監督は「誰がどうとか言えません」とナインをほめたたえ「まさかというのが一言」と、大逆転勝利に驚きを隠せなかった。

15日の楽天戦で12失点の大敗を喫し、17日も敗戦。この日の試合中に福岡ソフトバンクが5連勝を決め、負ければ1ゲーム差に迫られる状況だった。今季のスタートダッシュを象徴するような打線の爆発で、嫌な風を一瞬で吹き飛ばした。「今日の1勝は大きいです。こういう試合ができるということが、彼らにとっても自信になる」と、辻監督はうなずいた。

勢いを生んでいる若い力。その中で勝負を焦らず、四球でつなぐ山川選手の働きも非常に大きく、ベテラン・栗山選手の一打も光った。まさに全員野球。「これを機にどんどん勢いに乗っていきたいと思います」とヒーローインタビューの森選手。この強さは本物だ。

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