4月17日、ヤフオクドームで福岡ソフトバンクと楽天が今季2度目のカードを戦う。ここでは両チームの直近の試合内容を振り返り、17日の試合の見どころを挙げていく。
【今季対戦成績】
福岡ソフトバンク→2勝1敗0分、楽天→1勝2敗0分
【昨季対戦成績】
福岡ソフトバンク→13勝、楽天→12勝
福岡ソフトバンクは15日、鹿児島で主催試合を開催。先制と2度の勝ち越しを許しながらも追いすがり、最終的には柳田選手の逆転サヨナラアーチで千葉ロッテとの激しい競り合いを制した。サファテ投手がまさかの勝ち越しを許すも、昨季王者らしい粘りで、接戦における強さを見せ付けた試合だったと言えるだろう。
一方、楽天は15日、本拠地で苦手・埼玉西武を迎え撃った。しかし相手先発のウルフ投手の大乱調により、初回に何と8得点。15安打12得点の大攻勢で埼玉西武を圧倒し、先発の池田投手はうれしいプロ初勝利を手にした。しかし、池田投手と守護神・松井投手は2人で計13安打6失点を喫しており、決して手放しで喜べる内容ではない。
ともに前の試合で勝利し、17日、ヤフオクドームで対戦する福岡ソフトバンクと楽天。予告先発は福岡ソフトバンクが東浜投手、楽天が岸投手である。東浜投手は今季2試合に先発し防御率5.79と、いまだ本来の調子を取り戻せていない。対する岸投手は同じく2試合に先発して防御率0.64と、非の打ち所がない。大事なカード頭で本領を発揮するのはどちらか。
また、この試合では両チームの守護神に焦点を当てたい。福岡ソフトバンクのサファテ投手は6試合に登板して1勝0敗、防御率3.00。不調とは言えないまでも、前回登板ではまさかの勝ち越しを許し、キング・オブ・クローザーらしからぬ姿を見せた。
そして楽天の松井投手は、7試合に登板して0勝2敗、防御率7.71と、本調子とは程遠い。チームが上を目指すためには不可欠な2人。登板機会があった場合、彼らは昨季までのように、誰も寄せ付けない圧巻の投球を見せてくれるだろうか。
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