【MLB】大谷翔平、強豪Rソックスで先発へ。米屈指左腕セールが敬意「脱帽すべき」

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2018.4.16(月) 14:18

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

大谷がレッドソックス戦でスライド登板へ、敵地メディアも注目

15日(日本時間16日)に予定されていたロイヤルズ-エンゼルスの一戦が悪天候で中止となった。同試合でメジャー3度目の先発登板に臨む予定だったエンゼルスの大谷翔平は17日(同18日)の本拠地レッドソックス戦でスライドで先発することに。

これを受け、レッドソックスの地元紙「ボストン・グローブ」電子版が「ロード初戦の相手はショウヘイ・オオタニだ」と特集を組んでいる。

ロイヤルズ-エンゼルス戦の中止で色めき立ったのはボストンメディアだった。レッドソックスは開幕直後に9連勝を記録するなど、ここまでメジャー最高の勝率.867(13勝2敗)と圧倒的な強さを見せている。対するエンゼルスも同西地区首位をキープ。両軍が激突する3連戦の初戦に大谷が先発登板することになった。

これを受け、レッドソックスの地元紙は大谷との対戦を特集。「今、彼ら(レッドソックス)は二刀流と出会うことになる」とレポートした。

記事ではレッドソックスに所属する昨季奪三振王のクリス・セール投手が二刀流の活躍ぶりを高く評価。「そう、確かに印象的だね。5日ごとに投げるだけでもどれだけ大変か自分は分かっているからね。彼には打席に立つことに関して、やらなければならないことが色々あるんだ」と、二刀流の実現がいかに困難かを説明。

さらに「自分がやりたいかどうかはわからないけれど、印象的なことだよ。100マイル(約160キロ)のボールを投げながら、ホームランも放つことができるんだから」と、大型ルーキーのここまでの活躍を称賛したという。

大谷はオープン戦で打率.125、防御率27.00と苦戦し、米メディアから「開幕マイナーにすべき」との厳しい声も上がったが、開幕以降の活躍で懐疑論は霧散。「コンドル」の異名を持つメジャー屈指の左腕セールも、ベーブ・ルース以来という約1世紀ぶりの偉業に挑む大谷をリスペクトすべしと主張している。

セール「みんな脱帽すべきなんだ。見ていて楽しいじゃないか」

「(大谷は野球を)より興味深くさせてくれた。より大きな観衆をもたらしてくれると思うよ。当たり前じゃないことを誰かがしていると、人々はいつだってそれに注目するものだからね。野球ファンはもちろん、野球ファンじゃない人も、それを見ようとチャンネルを変えるんだ。

さっきも話したけれど、もしもそれをリスペクトしなければ、また今起きていること(大谷の投打の活躍)を認めたくないのなら、その人は他の仕事を探すべきだ。みんな脱帽すべきなんだ。見ていて楽しいじゃないか」

昨季まで6年連続2桁勝利、うち3度17勝を記録している左腕はそう熱弁を振るったという。

17日の一戦でレッドソックスは2012年のサイ・ヤング賞左腕デビッド・プライスが先発する予定。メジャーの名選手らも注目する中、二刀流右腕は強力打線をねじ伏せることができるか。その投球に熱視線が注がれている。

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