“鹿児島パワースポット論"はさらに過熱? 9回の柳田は「歩かされるかな」と代打準備も…
15日、福岡ソフトバンクは鹿児島・鴨池野球場で行われたロッテ戦に7-6で逆転サヨナラ勝ち。1995年から続く鹿児島での連勝を8に伸ばすとともに今季初の3連勝を飾った。
福岡ソフトバンクにとってパワースポットと呼ばれる鹿児島・鴨池野球場。この日も同点の9回にサファテが勝ち越されながらも、その裏に柳田悠岐の劇的逆転サヨナラ弾が飛び出した。
工藤公康監督は「本当にあそこでよく打ってくれたと思います。失投じゃないかなと思うけど、それを逃さずに打ってくれました」とヒーローを称えた。
8回の攻撃で、内川聖一とデスパイネに代走を送ったことで、柳田の後は高田知季、城所龍磨という打順。工藤監督も「どっちかというと(柳田は)歩かされるかなと思って代打も考えて、福田(秀平)くんを準備させていた」という。
しかし、まさかの柳田勝負で劇的な決着。「チームに負けられないという姿勢があるし、みんなで力を合わせて頑張っている。いい雰囲気だと思います」と指揮官も満足顔だ。
また9回に、盗塁などの足技を絡められて勝ち越しを許したサファテについては「(最後を)任せられるのは彼しかいない」と、信頼が不動であることを強調したうえで「(三盗を許した場面は)バッテリーでというか、キャッチャーが一声かけるなり、二塁手が声をかけるなり、そういうところが大事になる」とした。
これで“鹿児島パワースポット論"はさらに過熱するだろう。工藤監督も「ここで勝つとチームが勢いづくし、乗っていける」と笑顔を見せた。
「今日も鹿児島のファンのみなさんが『絶対に負けるな』と後押ししてくれた」と、前売りで完売となったスタンドの盛り上がりに感謝した。
記事提供: