8月5日、楽天生命パーク宮城で行われた楽天イーグルスと福岡ソフトバンクの第8回戦は、6対0で楽天が勝利。先発の涌井秀章投手は9回打者30人に対し132球、1安打2四球8奪三振無失点の快投でハーラートップの6勝目をマークした。
楽天の先発・涌井秀章投手は、多彩な球種で福岡ソフトバンク打線を翻ろうし、5回まで打者15人に対して無安打無四死球と圧巻のピッチングを披露。好投に応えたい打線は、4回まで福岡ソフトバンクの先発・和田毅投手の前にわずか2安打にとどまるなど、得点圏に走者を置く場面もありながら得点には結び付かず。
しかし5回裏、1死から今季初スタメンの9番・田中和基選手が二塁打を放つと、暴投の間に3塁に進塁。ここで1番・小深田大翔選手が適時打を放ち、貴重な先制点を奪う。続く2番・鈴木大地選手も安打でつなぎ、1死1、3塁とすると3番・ブラッシュ選手の犠飛で1点を追加。さらに5番・島内宏明選手にも適時打が生まれ、この回3点のリードを得た。
さらに6回裏には9番・田中選手、1番・小深田選手が連打を放つと、2番・鈴木選手は四球を選び満塁とする。ここで浅村栄斗選手に適時二塁打が生まれ、5対0とリードを5点に広げた。
援護を受けた涌井投手は6回表に四球を与えるも、安打は許さない完璧な投球を続け、福岡ソフトバンク打線に付け入る隙を与えず。7回表、8回表も無安打に抑え、試合は最終回へ。
そして迎えた9回表も涌井投手がマウンドに上がり、松田宣浩選手を三振に打ち取ったが、1死から代打・川島慶三選手に中安打を浴び、ノーヒットノーランはならず。それでも落ち着いた投球で後続を2者連続三振に抑え、試合終了。8回裏にも1点を追加した楽天が6対0で快勝、涌井投手は9回132球1安打2四球無失点で今季初の完封勝利を挙げた。
一方敗れた福岡ソフトバンクは、先発・和田毅投手が4回までは粘りを見せたが、5回裏に突如崩れて5回7安打3四球3失点(自責点2)で降板。打線も涌井投手を攻略できなかった。
123456789 計
ソ 000000000 0
楽 00003201X 6
ソ ●和田毅-椎野新-泉圭輔-川原弘之
楽 ○涌井秀章
文・後藤万結子
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