16日の先発マウンドに備え、15日は出場せず
3月29日(日本時間30日)のメジャーデビュー以来、エンゼルスの大谷翔平選手は投打に大活躍している。打っては打率.367、3本塁打、11打点、投げても2試合先発で2勝、防御率2.08という圧倒的な成績。二刀流スーパースターの登場は、全米に旋風を巻き起こしている。
ジャッキー・ロビンソン・デーにあたる15日(同16日)に敵地ロイヤルズ戦で先発予定の大谷は、登板前日の14日(同15日)はスタメンには名を連ねず、試合に出場することもなかった。
投手でも打者でも試合に出れば何かをやってくれる――。そう期待するファンは数多く、出場しない日は少し物足りなく感じることがあるかもしれない。そんな“大谷ロス"の感覚に、早くも苛まれている米メディアまで現れた。
「今日はついていない日だ。なぜなら、ショウヘイ・オオタニがプレーしないから」
こうツイートしたのは米紙「ウォールストリートジャーナル」で野球の専門記者を務めるジャレッド・ダイヤモンド氏だった。出場試合で必ず結果を出してきた“二刀流"の姿を試合で拝めない1日は、それだけで喪失感があるようだ。
オープン戦では打率.125、防御率27.00という結果に終わり、米メディアの中では「マイナースタートが相応しい」「二刀流は無理」という懐疑的な声も出ていた。だが、デビュー以来の投打にわたる快進撃で、目下、北米4大スポーツ最大の注目を集めるスーパースターとも称されるほどになった。
米メディアから“依存症"の声が上がるほど時の人となった「ショータイム」。この先も、ますます人を魅了し続ける存在でありたい。
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