熊本地震から丸2年。福岡ソフトバンクと千葉ロッテの初対決には好ゲームを期待

パ・リーグ インサイト

2018.4.14(土) 09:32

14日は熊本・藤崎台野球場で、福岡ソフトバンク主催試合が行われる。相手は今季初対決となる千葉ロッテ。13日には試合がなかった両チームだが、ここではそれぞれの直近の試合を振り返りながら、14日の試合の見どころを挙げていきたい。

【昨季対戦成績】
福岡ソフトバンク→17勝、千葉ロッテ→7勝

福岡ソフトバンクは12日に本拠地で北海道日本ハムと対戦した。中3日のスクランブル登板となった石川投手が先発し、7回無失点の完璧な投球で期待に応える。打っては柳田選手に待望の今季1号が出て、3対0で2カード連続の勝ち越しを決めた。

一方の千葉ロッテは12日に埼玉西武を迎え撃った。カード頭で埼玉西武に今季初めて黒星をつけ、2戦目も勝利して連勝を決めていたが、エース・涌井投手がまさかの6回途中5失点。9回裏に相手守護神を追い込む粘りを見せたものの、同一カード3連勝はならなかった。

調子が上向きつつある福岡ソフトバンクと、昨季とはひと味違う姿を見せ続けている千葉ロッテ。両チームが今季初めて対決する14日の予告先発は、福岡ソフトバンクが武田投手、千葉ロッテがボルシンガー投手だ。

福岡ソフトバンクの武田投手はここまで2試合に登板して、6回途中4失点、7回途中3失点。先発ローテーションの一角としては役割を果たしているが、エースナンバーを背負っておりそれに見合うポテンシャルもあるだけに、好調時の圧倒的な投球も見せてほしいところ。

福岡ソフトバンク打線においては、柳田選手、内川選手、デスパイネ選手のクリーンナップの打棒が見どころだ。12日の北海道日本ハム戦では、柳田選手がようやく今季1号を放ち、内川選手とデスパイネ選手もそれぞれマルチ安打を記録した。ここまで揃って不調に陥っていたが、そろそろ中軸の彼らが目覚めて恐怖の鷹打線復活となりそう。

一方、千葉ロッテのボルシンガー投手は2試合に登板して防御率2.84。オープン戦では結果を出せなかったが、開幕にはきっちりと合わせてきた。積極走塁を駆使した「機動力野球」の実戦や、昨季までは計算に入れられなかったルーキー、ベテランなどの活躍でリーグ2位につける千葉ロッテ。昨季王者を相手にどのような戦いを見せるのか注目だ。

また、14日は熊本地震から丸2年を迎える。寄付金など、社会貢献活動を行った両チームの関係者も多い。なかなか頻繁には公式戦が開催されない同地で、好ゲームを戦いたい。

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