継投に注目のオリックス。北海道日本ハムはエース復活なるか。

パ・リーグ インサイト

2018.4.14(土) 09:31

14日のほっともっと神戸では、オリックスと北海道日本ハムが今季初対決。両チームとも、13日は試合がなかった。ここでは、12日に行われたそれぞれの試合内容を振り返りながら、14日の見どころを挙げていきたい。

【昨季対戦成績】
オリックス→13勝、北海道日本ハム→12勝

12日は、本拠地で楽天を迎え撃ったオリックス。先発のディクソン投手が6回無失点と好投し、先制された直後に宗選手が逆転打を放つ。9回表に増井投手が踏ん張れず追い付かれるものの、その裏に大城選手の殊勲打でパ・リーグ今季初のサヨナラ勝利。引き分けを挟んだ連敗を「5」でストップさせることに成功した。

一方の北海道日本ハムは、12日に福岡ソフトバンクと対決。引き締まった試合展開だったが打線が4安打無得点に抑え込まれ、先発のマルティネス投手は8回3失点の完投負け。王者・福岡ソフトバンクとのカード初戦で勝利するも、勝ち越しは叶わなかった。

サヨナラ勝利を収めたオリックスと、完封負けを喫した北海道日本ハム。14日は両チームの今季初顔合わせとなる。予告先発は、オリックスが西投手、北海道日本ハムが有原投手だ。

自身初の開幕投手を務めた西投手は、ここまで8回途中2失点、7回途中3失点と試合を作っているもののいずれも敗戦投手となっている。打線の援護が欲しいところではあるが、西投手自身が長い回を投げ、試合を決定付けるような痛打を浴びてから降板していることを考えると、ポイントは継投のタイミングだろう。

12日は守護神の増井投手がセーブに失敗してしまったが、ここまで4試合に登板して無失点の比嘉投手、2試合に登板して同じく無失点の澤田投手や山﨑福投手、7試合登板で防御率2.84の黒木投手など、中継ぎ陣の頭数は少しずつ揃ってきている。連敗脱出後は連勝街道に突入できるか。西投手の踏ん張りとオリックスブルペンの動きに注目してほしい。

対する北海道日本ハムの見どころは、何といっても今季初登板のエース・有原投手だろう。今年のキャンプイン直後に右肩炎症と診断され、実戦から離れていた右腕。昨季は2年連続の2桁勝利を挙げたが、防御率4.74と好不調の波が激しかった。この初登板にかかる期待は大きい。

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