昨季と全く一緒、11試合46打席目の北海道日本ハム戦でシーズン1号
福岡ソフトバンクの柳田悠岐外野手に待望の今季1号が飛び出した。12日、本拠地ヤフオクドームで行われた日本ハム戦。今季ここまでノーアーチが続いていた主砲に、ついに1発が飛び出した。
4回。先頭打者で打席に入った柳田のバットが火を吹いた。1ボールからの2球目。北海道日本ハム先発マルティネスの149キロをフルスイングで捉え、本拠地に快音を響かせた。打球は左中間スタンドへと一直線。今季46打席目で出た1号ソロに、自然と表情は綻んだ。
8回にもダメ押しとなる3点目を生む適時打を放ち、2安打2打点。試合後は、7回無失点と好投した同じ「ももいろクローバーZ」ファンの石川柊太投手とお立ち台に上がり、「僕が一番(ホームランを)待っていました。マン振りでした」と語り、スタンドのファンを笑わせた。
「ウワッ、スゲエって思いました。びびった」と、自身でも驚くほどの当たり。今季はオープン戦でもホームランはなく、実戦で放った初本塁打で「芯に当たりました。いいスイングができましたね。久々過ぎて(ダイヤモンドの)回り方が分からんかったです。回るペースが」と笑った。
実は昨季の第1号も、今季とまったく同じ11試合目、46打席目の日本ハム戦だった。場所は札幌ドームと違ったものの、偶然すぎる一致に「マジ? すげっ!」と驚愕。今季は本塁打1本につき、特定非営利活動法人SOS子どもの村JAPAN(福岡市中央区)に寄付を行う柳田。「それがモチベーションになっているので、もっとたくさん打ちたいです」と、量産を誓っていた。
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