11日に行われたオリックスと楽天の2回戦は2対2で引き分けに終わった。負けは免れたとはいえ、打線が決定打を欠き、または救援が失敗するなど消化不良の両チーム。12日に行われる3回戦の見どころを挙げていく。
【今季対戦成績】
オリックス→0勝1敗1分、楽天→1勝0敗1分
【昨季対戦成績】
オリックス→8勝1分、楽天→16勝1分
12日のオリックスの予告先発はディクソン投手。前回登板の千葉ロッテ戦では6回4失点と精彩を欠き、敗戦投手になっている。対する楽天の予告先発は藤平投手。前回登板の北海道日本ハム戦では5回2失点の力投も、援護に恵まれず敗戦投手になった。
12日の試合においては、楽天は中軸を任されているウィーラー選手と今江選手に注目だ。チーム全体が打撃不振に苦しむ中、2選手とも3割に迫る打率をマークしており、11日の試合でも2安打と奮闘している。
ただ松井投手の状態が気になるか。11日は1点リードの9回裏に登板するが、同点打を浴びクローザーの役割を果たせなかった。ここまで6試合に登板し、4回救援失敗と大きな不安が残る。
一方のオリックスはいまだに打線が活気付かず、投手陣を援護できない試合が続いている。そんな打線の中軸を打っている吉田正選手、ロメロ選手を、12日の打線のキーマンに挙げたい。3番を任されている吉田正選手は高い打率と勝負強さが光り、調子の上がらない打線の中で存在感を放っている。
ロメロ選手は開幕から打撃不振に苦しみ打率1割前半の頃もあったが、ここ数試合で当たりが戻ってきた。11日の試合では2安打をマークし、打率を.231まで上げている。
投打が噛み合わず黒星先行の両チーム。なんとしても勝利したい12日の試合はどのような展開を見せるか。中軸選手の活躍に注目だ。
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