不調に陥っている牛と鷲。好投手による投げ合いに注目。

パ・リーグ インサイト

2018.4.10(火) 09:31

4月10日から京セラドーム大阪で行われるオリックスと楽天の今季初対戦。両チームとも2勝7敗で最下位に沈んでおり、なかなか波に乗れていない。ここでは8日の試合内容を振り返りながら、10日の試合の見どころを挙げていく。

【昨季対戦成績】
オリックス→8勝1分、楽天→16勝1分

オリックスは8日に埼玉西武と対戦。先発の山岡投手が6回まで1失点に抑えていたが、7回に失策もあり5失点。打線は意地を見せたが7対4で敗戦した。

一方の楽天は、8日に福岡ソフトバンクと対戦。先発の池田投手は6回1失点の好投で後ろにつないだが、4番手の福山投手がまさかの4失点。打線が終盤に4点を返すも、あと一歩及ばず4対5で敗れた。

楽天の予告先発は岸投手。前回登板の3日の北海道日本ハム戦では8回無失点と完璧な投球を披露しており、10日も好投が期待される。対するオリックスの予告先発は金子千尋投手。前回登板の千葉ロッテ戦では7回途中4失点で敗戦投手となっており、10日の登板でエースの本領発揮といきたいところだ。

楽天は打線がいまだ活気づかず、リーグワーストの26得点と苦しんでいる。そんな中、ウィーラー選手と今江選手の存在感が光っている。両選手とも8日の試合は無安打に終わったが、下向きの打線の中で3割に近い打率をマーク。この2人が打線を引っ張ってくれることに期待したい。

投手陣では松井裕投手の状態が気になるところだ。ここまで4試合に登板し、2敗と不調に陥っている。また福山選手も5試合で5失点と本調子には程遠い。昨季、チームの快進撃を支えた2人の復活が待たれる。

対するオリックスも打線が下向き、リーグワーストの打率.209。威圧感のある選手が揃っているだけに、歯がゆい状態が続く。そんな打線のカンフル剤として期待したいのがロメロ選手だ。開幕から不調に苦しんでいたが、8日の試合で4打数3安打。ようやく目覚めた主砲が打線を活気づけてくれるだろう。

9試合を消化し2勝となかなか状態が上がってこない両チーム。このカードで浮上のきっかけをつかめるか。初戦は、岸投手、金子千尋投手、2人の好投手による投げ合いに注目だ。

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