先発全員18安打。千葉ロッテが打線大爆発でカード勝ち越し。

パ・リーグ インサイト

2018.4.5(木) 21:51

4月3日から京セラドーム大阪で行われているオリックスと千葉ロッテの3連戦、最終戦。両チーム1勝1敗で迎えた今日の試合、オリックスの先発はディクソン投手。来日から5年間、安定した成績を残してきた外国人右腕の投球に注目だ。

対する千葉ロッテの先発は涌井投手。前回登板の開幕戦では、7回無失点とエースの投球を披露した。中5日での登板となった今日の試合でも、貫録を見せられるだろうか。

試合序盤、ディクソン投手は走者を出さない順調な立ち上がり。一方の涌井投手は、制球に苦しみ綱渡りのような投球となるが、先に試合を動かしたのは千葉ロッテだった。3回表、先頭の福浦選手が安打で出塁すると、敵失で無死1,3塁の好機が訪れ、9番・加藤選手が先制の犠飛。千葉ロッテが1点を先取し、粘るエースを援護した。

さらに4回表、先頭の中村選手、4番・井上選手、5番・鈴木選手の3連打で1点を追加すると、なおも2死2,3塁のチャンスで8番・田村選手が2点適時三塁打。この回一挙3点を奪い、4対0とリードを広げた。

反撃したいオリックスは5回裏、2死から9番・若月選手、1番・宗選手の連打と、2番・大城選手の死球で2死満塁の好機を作ると、3番・吉田正選手が、涌井投手の直球を中堅にはじき返す2点適時打。頼れる若き大砲の一打で、オリックスが2点を返しスコアを4対2とした。

しかし7回表1死から、千葉ロッテは9番・加藤選手、1番・荻野貴選手、2番・藤岡裕選手、3番・中村選手、4番・井上選手、5番・鈴木選手の6連打で3点を追加。スコアを7対2とし、試合終盤でオリックスを突き放した。

少しでも点差を詰めたいオリックスは、7回裏に3番・吉田正選手、代打・中島選手の連打、8回裏にマレーロ選手の3号ソロで計3点を返すが、反撃もここまで。9回表に鈴木選手の1号2ランでさらに加点した千葉ロッテが、9回裏の攻撃を封じて9対5で勝利した。

オリックスと千葉ロッテのカード最終戦は、先発全員安打を記録した千葉ロッテが18安打9得点で快勝。先発の涌井投手は6回途中2失点の粘投で、今季初勝利を挙げた。

敗れたオリックスは打線が5点を挙げるものの、先発のディクソン投手が6回4失点、その後を受けた金田投手が3失点、小林投手が2失点と、投手陣が踏ん張り切れなかった。

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