4月4日の一戦では来日初登板で初勝利を挙げたアルバース投手が好投を見せ、千葉ロッテを相手に快勝を収めたオリックス。対する千葉ロッテは投打ともに振るわず、完敗を喫している。この勢いのままオリックスが連勝を飾るか、それとも千葉ロッテが連敗を阻止するか。昨日の試合内容を振り返りながら、カード勝ち越しをかけた一戦の見どころを挙げていきたい。
【今季対戦成績】
オリックス→1勝1敗0分
千葉ロッテ→1勝1敗0分
【昨季対戦成績】
オリックス→11勝、千葉ロッテ→14勝
4日の試合では吉田正選手が初回に豪快なフルスイングでバックスクリーンに一発を叩き込み、7回には小谷野選手にも満塁の走者一掃となるタイムリーツーベースが飛び出すなど7安打で7得点。打線の調子は上向きと見てよさそうだ。
カード勝ち越しをかけた一戦のマウンドを託されたのは、来日6年目のシーズンを迎えるディクソン投手。昨季は千葉ロッテ戦4試合に登板して2勝1敗、防御率0.96と抜群の相性を誇っている。昨季同様に相手打線を封じ込め、自身初となる2桁勝利に向けて今季初登板で幸先よく白星を手にすることができるか。
対する千葉ロッテは中継ぎとしてマウンドに上がった西野投手が1回3失点と崩れてしまい、開幕戦で黒星を喫した益田投手も暴投で失点を喫して立ち直るには至らず。実績のある2投手の状態が上がってこないことは気がかりだ。
打線も初回の1得点のみと沈黙したが、センターの荻野選手が得点圏にランナーを背負った場面でのバックホームとダイビングキャッチを見せ、2度にわたる好守でチームを盛り立てた点は好材料だ。開幕からトップバッターとしてチームをけん引する切り込み隊長の活躍が、今後も攻守両面で重要になってきそうだ。
5日の試合では、エースの涌井投手が開幕戦以来となる今季2試合目の先発に臨む。その開幕戦では勝ち星こそ挙げられなかったものの、7回を投げて無失点と見事なピッチングを見せている。涌井投手は2試合連続でこれぞエースという快投を見せ、今度こそシーズン初勝利を挙げることができるだろうか。
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