メットライフドームで行われた埼玉西武対福岡ソフトバンクの2回戦。開幕4連勝の埼玉西武は、新外国人のカスティーヨ投手が来日初登板初先発。カスティーヨ投手は3月6日のオープン戦で福岡ソフトバンクに対し、4回を投げ、被安打2の1失点と好投している。対する福岡ソフトバンクの先発・バンデンハーク投手は、昨季4勝負けなしと埼玉西武に相性がいい。

先制したのは好調の埼玉西武。1回裏、1番・秋山選手と4番・山川選手が四球を選ぶなど、無安打で2死1,2塁の好機を作ると、5番・森選手が中前へ適時打。苦手のバンデンハーク投手から幸先よく1点を奪う。

4回裏には先頭の森選手がバンデンハーク投手の高めに浮いた150キロ超のボールを叩き、今季1号本塁打が右翼席へ飛び込んだ。

女房役から援護をもらった埼玉西武の先発・カスティーヨ投手は、立ち上がりから150キロ超えの球を投げ込む。5回を終えた時点では、5奪三振含むパーフェクトの投球と相手打線を圧倒した。

反撃したい福岡ソフトバンクは7回表、3番・柳田選手の四球と4番・内川選手の安打で無死1,3塁とし、5番・デスパイネ選手の犠飛で1点を返す。

1点差を守り抜きたい埼玉西武は継投で逃げ切りを図る。野田投手が7回表2死1,2塁の場面で江川選手を空振り三振に仕留めると、8回表は武隈投手が無失点に抑える。そして9回表、増田投手が危なげなく3者凡退で試合を締めた。

試合は2対1で埼玉西武が勝利。カスティーヨ投手が6回2/3を奪三振5の1失点で来日初勝利を挙げた。増田投手が3セーブ目。打線は森選手が1号本塁打含む3安打の猛打賞。チームは開幕5連勝となった。