2月23日、高知県春野総合運動場で行われた埼玉西武と千葉ロッテの「2020プロ野球プレシーズンマッチ」は、4対3で埼玉西武が勝利。「9番・三塁」で先発出場した佐藤龍世選手は猛打賞の活躍を見せた。
試合を動かしたのは埼玉西武。3回裏、先頭のスパンジェンバーグ選手、川越誠司選手、佐藤龍世選手の3連打で先制すると、なおもチャンスで3番・森友哉選手にもタイムリーが生まれ、スコアを2対0とする。
しかし直後の4回表、千葉ロッテが反撃。先頭の中村奨吾選手が四球で出塁、3番・福田秀平選手も安打でつなぐと、続く井上晴哉選手が二塁打を放ち中村選手が生還、さらに送球が乱れている間に福田秀選手、井上選手も本塁を踏み、一挙3得点。埼玉西武の守備の乱れを逃さず、逆転に成功した。
追いつきたい埼玉西武は6回表、2番・源田壮亮選手が安打と盗塁で2塁まで進むと、4番・山川穂高選手がフェンス直撃の適時二塁打を放ち同点に。なおも2死2塁から6番・メヒア選手に勝ち越しの適時二塁打が生まれ、埼玉西武がリードを奪った。
反撃に転じたい千葉ロッテだったが、埼玉西武の小刻みな継投の前に、反撃の糸口をつかめず、3対4で試合終了。勝利した埼玉西武は、先発の松本航投手が3回無安打無失点の好投で、開幕に向けて上々な仕上がりを見せた。打線は少ない好機で着実に得点を重ね、効率の良い攻撃を見せた。一方の千葉ロッテは、打線が的を絞り切れず惜敗した。
123456789 計
ロ 000300000 3
西 002002000 4
ロ 二木康太-西野勇士-南昌輝-東妻勇輔-小野郁
西 松本航-増田達至-ギャレット-浜屋将太-森脇亮介-野田昇吾-佐野泰雄
文・後藤万結子
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