連敗を喫し、開幕カード負け越しの両軍。初戦を制するのはどちらのチームか。

パ・リーグ インサイト

2018.4.3(火) 09:32

開幕戦は千葉ロッテに勝利したものの、2戦目、3戦目は落とした楽天。対するは、本拠地での埼玉西武戦で3連敗した北海道日本ハムによる連敗中同士の対戦。どちらが勝利を手にし連敗を止めるか、開幕カードでの戦いぶりを振り返りつつ、予告先発投手などの見どころを一つずつ見ていこう。

【昨季対戦成績】
楽天→16勝、北海道日本ハム→9勝

本拠地の開幕投手に抜擢されたのは楽天の岸投手だ。岸投手はオープン戦で3試合に先発し、2勝0敗、防御率1.13とさすがの投球を披露した。最終登板となった3月25日の巨人戦では、強力打線を相手に6回無失点と快投。昨季はシーズン終盤に失速し、2桁勝利はならず。さらに、チームも優勝争いから後退した悔しさを味わっただけに、今年にかける想いは強いはず。まずは本拠地での開幕戦を必勝といきたい。

対する北海道日本ハムの先発は上沢投手と発表された。オープン戦では3試合に登板し、1勝0敗、防御率3.00。2月24日に救援登板したものの2回3失点。3月7日の試合では4回1失点、13日の試合では6回無失点と、先発としては結果を残した。しかし、調整で登板した27日のイースタン・リーグの千葉ロッテ戦では4回8失点と不安を残す結果となっている。

一方、両軍の打者からの注目選手は楽天の藤田選手と、北海道日本ハムの近藤選手を挙げたい。藤田選手は、オープン戦での新鋭・内田選手の台頭により開幕スタメンはならず。しかし、初戦からいきなり延長にもつれる白熱の試合に、自らの一打で終止符を打った。さらに、日曜日の試合でも適時打を含む2安打と絶好調。今季初スタメンでの起用もあり得る。

近藤選手は初戦に2安打を含む3出塁。2戦目も適時二塁打を含む2安打で3出塁。3戦目も安打を放っており、打率.455、出塁率.538はさすがの数字といったところ。今年こそ、シーズン打率4割と首位打者獲得を狙うべく、まずはチームを勝利に導く打撃を披露したい。

両軍ともに連敗を喫して開幕カードを負け越し。好スタートを切れず、いきなり躓く形となった。まずは上昇気流をつかむ1勝を手にし、巻き返しを図りたいところだ。

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