4月1日に開幕3連戦が終了。4月3日からは2カード目が戦われる。京セラドーム大阪では、オリックスと千葉ロッテが今季初めて激突。予告先発はオリックスが金子千尋投手、千葉ロッテが石川投手である。
カード頭ということで豪華な好投手対決となるが、ここでは直近の1日の試合を振り返りながら、3日の見どころを挙げていきたい。
【昨季対戦成績】
オリックス→11勝、千葉ロッテ→14勝
オリックスは、福岡ソフトバンクとの開幕カードに1勝2敗で負け越し。1日の3戦目では先発の山岡投手が試合中盤まで快投を続けていたが、中村晃選手への1球に泣いた。先制に成功しながら逆転を許し、さらに再逆転を信じて追いすがることもできず。試合終盤でなすすべもなくダメ押しの連打を浴びる悔しい結果となってしまった。
マレーロ選手が2試合連続となる先制アーチを描いたが、最終的な得点も、その一発と吉田正選手のソロによる3点のみ。4番手の黒木投手以降、榊原投手、松葉投手などの中継ぎ陣も打ち込まれて2桁失点を喫し、福岡ソフトバンクとのカード勝ち越しはならなかった。
一方千葉ロッテは、楽天との開幕カードに勝ち越し。1日の3戦目は藤岡裕選手、菅野選手のルーキー2人が3打点を挙げ、シェッパーズ投手が好投するなど新戦力が躍動した。オフから掲げていた「機動力野球」の目標通り足を絡めた攻撃も冴えわたり、待望の貯金「1」。新監督の下、最下位に沈んだ昨季とは違う戦い方を早くも見せ付けている。
3日はオリックスが千葉ロッテを迎え撃つ。昨季の対戦成績を見るとやや千葉ロッテに分があるが、予告されている先発はともに安定した投球が持ち味の右腕2人。屋内ということもあり、ロースコアの投手戦が予想される。
オリックスの中継ぎ陣には不安が残るため、千葉ロッテは長距離砲の一発に警戒しながら、金子千尋投手に食い下がって球数を稼ぐべきだろう。オリックスは、現在乗りに乗っている藤岡裕選手、菅野選手の両ルーキーに注意しつつ、自慢の破壊力を発揮したい。
昨季はともにBクラスに沈み、雪辱を期す両チーム。頼もしいルーキーを擁する千葉ロッテと、宗選手や山足選手などの活きのいい若手を積極的に起用するオリックスは、それぞれに生まれ変わった姿を見せ、「今季は違う」というところを知らしめられるだろうか。
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