千葉ロッテ・酒居知史が苦しみながら初勝利。打線と風に感謝「100%野手の方のおかげ」

Full-Count 細野能功

2018.4.2(月) 12:45

千葉ロッテ・酒居知史投手【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
千葉ロッテ・酒居知史投手【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

6回途中を4失点も何とか勝利「戦略に迷いがあった」

千葉ロッテの2年目・酒居知史投手がバックの好守とリリーフ陣に助けられ、今季初勝利を挙げた。

1日の楽天戦に先発し、6回途中を8安打4失点、133球を投げて降板。だが、マウンドを継いだ松永投手、有吉投手、シェッパーズ投手、内投手のリレーに救われた。

「戦略の迷いがあり、無駄球も多かった。今日勝ち星がついたのは100%野手の方のおかげ。あとは風がありがたかった」と振り返る。2回、アマダー選手に完璧に捉えられた打球が左翼へ飛んだ。「100%ホームラン」と覚悟した大飛球だったが、風速11メートルの逆風に助けられて柵越えを免れた。

3回にはペゲーロ選手にフォークを拾われ先制タイムリーとされるも、その裏に打線が奮起。荻野貴選手から始まる打順で、この日が公式戦初登板初先発だった楽天・池田投手に5安打と襲いかかり、4-1と逆転してくれた。

さらに、4回には荻野貴選手にソロアーチが飛び出すなど楽勝ムードとなったが、6回に銀次選手と代打・藤田選手に連続タイムリーを浴び、松永投手のリリーフを仰いだ。

被安打8だが、打たれたのはペゲーロ選手の2安打を含む7本が左打者で、昨年からの課題が解消されていない。オープン戦最後の登板となった中日戦では、左打者対策の新球カットボールも投げたが、「今日は正直試していない。左の多い打線に対して、もっと楽な投球ができたと思う。今年一年、しっかりできるように毎日練習していこうと思う」と、カットボールの習得を第一目標に掲げた。

記事提供:

Full-Count 細野能功

この記事をシェア

  • X
  • Facebook
  • LINE