【試合戦評】「18」を背負う埼玉西武・多和田投手が期待に応える活躍で自身5連勝

パ・リーグ インサイト

2016.9.19(月) 00:00

メットライフドーム(C)PLM
メットライフドーム(C)PLM

埼玉西武対楽天の今季最終戦。すでに楽天が年間のカード勝ち越しを決めているが、今カードはここまで1勝1敗と埼玉西武としては最後に意地を見せたい一戦となる。先発は、埼玉西武が多和田投手、楽天は辛島投手という自身連勝中同士による投げ合いで試合は始まった。

両先発が2回までをきっちり無失点に抑える立ち上がりを見せるが、3回裏に試合が大きく動く。安打と四球で2死1,2塁とすると、2番・秋山選手の適時打で1点を先制し、その後の3連続四球でさらに2得点。なおも続く満塁の好機で6番・森選手が2点適時打を放ち、2死から一挙5得点を奪う猛攻。埼玉西武が辛島投手をマウンドから引きずり下ろし、主導権を握る。

一方の埼玉西武の先発・多和田投手は、140キロ台後半の直球に加え、曲り幅の大きいスライダーで相手打者を翻弄。毎回奪三振の好投で6回までを無失点に抑えていく。

しかし、ここまでは無得点に封じられていた楽天打線が7回表に奮起。2死から6番・茂木選手が右中間フェンスに直撃する当たりを放ち、打球が外野を転々とする間に俊足を飛ばして一気に本塁生還。自身今季2度目となるランニング本塁打で反撃し、その後の3連打でさらに1点を返し3点差に迫る。

楽天の反撃ムードが一気に高まるが、続投となった多和田投手が8回は無失点。9回は守護神・増田投手がきっちり締めて流れを渡さず。今カード最終戦は埼玉西武が制し、3万人を超える大観衆の詰めかけた本拠地で意地を見せる結果となった。

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