開幕前日に公言「則本より抑えたい」
千葉ロッテの涌井秀章投手が30日、本拠地で行われた開幕戦で楽天のエース則本昂大投手と投げ合い、エースの仕事を果たした。
初回先頭の茂木選手、2番・ペゲーロ選手にいきなり連打を浴び、無死1,3塁のピンチを招くも、島内選手を投ゴロ、ウィーラー選手を一ゴロ併殺に仕留めて立ち直った。
9度目の開幕投手として臨んだマウンドで、前日は「則本より抑えたい」と公言していたが、7回109球で6安打無失点。7回150球の則本投手は1失点で降板しており、涌井投手の粘りが光った。
8回に2番手・シェッパーズ投手が銀次選手に逆転タイムリーを許し、開幕戦での今季初勝利は霧散したが、「自分の仕事はできた」と涌井投手。9回に鈴木選手の同点タイムリーで追いつき延長戦に持ち込んだが、12回に益田投手が2死から連続で歩かせ、藤田選手に決勝点を許した。
エースの力投は報われるなかったが、井口監督は「試合をしっかり作ってくれた。ピンチもあったがベテランらしく乗り切ってくれた」と評価した。
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