充実の日々を送る千葉ロッテ・ドラ4菅野選手「あっという間に1日が終わる」
社会人の日立製作所から、千葉ロッテにドラフト4位指名を受け入団した菅野剛士外野手。シーズン開幕に向け、オープン戦でアピールを続けてきたルーキーは「練習では今まで自分では気が付かなかったことを教えてもらっている」と充実している様子だ。
「バッティングは感覚の部分があるので人それぞれだと思いますが、守備、走塁に関して教わることは、初めて知ることが多いです。打球の追い方や、追うタイミング、走塁に関してだったら、シャッフルひとつでも、右足で蹴るのと左足で蹴るのとでは全然違います。自分では意識したことのないことばかりです」
明大では東京六大学記録の28本の二塁打を放っている菅野選手は、今春のキャンプの練習試合で1試合2本の三塁打を放つなど、その成果が出始めている。
「キャンプの時から、体の使い方を本当に細かく教わっています。結果的に二塁打が三塁打になったりしているので、教わっていることを吸収して、1年間通して成長出来たらと思っています」
開幕スタメンを目標にしてきたが、「バッティング、守備、走塁、すべてでまだまだアピールしなきゃいけない」と力を込める。今は野球漬けの毎日を送っているが「もっと練習しなきゃいけない」と貪欲だ。
新人王も視野、「チームに貢献し、結果的についてきたらうれしい」
「やるべきことをやって『もうこの時間か』という感じです。あっという間に1日が終わります。でも、こんなに練習できることはないと思う。今、しっかりやらなきゃいけないと思っています」
ルーキーイヤーは、長期的な目標を立てずに1試合1試合をしっかり戦うことを意識している。また、チームのために活躍し、勝利に貢献することが1番だと考えているが、新人王も視野に入れていると、たくましい一面も見せる。
「1年目なので、まだ流れもわからない。試合に出られたらベストを尽くす。そういうスタンスでやっていきたいと思います。プロの世界に入った以上、みんな活躍したいと思っている。その中で新人王を取れるのは2人だけです。それを目指すわけではないけど、チームに貢献し、結果的についてきたらうれしいです」
昨年は最下位に沈んだ千葉ロッテ。24歳はチーム浮上のキーマンとなれるか。
記事提供: