福良監督も期待「今年は西に引っ張ってもらう」
オリックスの西勇輝投手が初の大役に挑む。2018年のペナントレース開幕戦となる3月30日の福岡ソフトバンク戦(ヤフオクD)で、初めての開幕投手を務める右腕。前日は敵地での全体練習に参加し、キャッチボールなどを行うと「いつも通りです。一発を警戒して丁寧にいくのも大事ですけど、大胆さも出したい」と語った。
昨季8月に打球が左手首を骨折。シーズンの残り試合を棒に振っていた右腕にとって、約7か月ぶりの公式戦の登板となる。「待ちに待った開幕。(怪我をした)8月から準備は最高にしてきた。何も臆することなくマウンドに立ちたい」。投げたくてウズウズしてきた、この7か月間。溜まった思いを、ぶつけるつもりだ。
開幕投手に指名した福良淳一監督は「今年は西にチームを引っ張っていってもらおうと思って」と右腕を選んだ理由を説明する。大役を翌日に控えた西投手は冷静そのもの。「今年は1年を通して自分が中心となって投げたい」。1996年以来、22年ぶりの優勝に向けて、西投手がオリックスを勢いづけられるか。
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