来季から1軍走塁兼打撃コーチ補佐兼外野守備コーチ補佐として指導
今季限りで現役を引退した千葉ロッテ伊志嶺翔大外野手が17日、ZOZOマリンで行われた2019年マリーンズファン感謝デー「スーパーマリンフェスタ2019」で引退挨拶を行った。
谷保恵美さんの場内アナウンスに呼び込まれ、マイクの前に立った伊志嶺。マリンビジョンに映し出された現役生活9年間のプレーシーンを感慨深げに見つめた後、思い出深い出来事として、プレーではない意外な1シーンをあげた。
「私の応援歌をお披露目する会が球場正面ステージで行われたことがありました。そこで皆さんと初めて自分の応援歌を聞くことができて、『本当に千葉ロッテの一員になれたんだ』と実感して、とても感動したことを今でも鮮明に覚えています。その応援歌が一番大好きでした」と語り、応援歌を作ってもらったことに感謝の言葉を述べた。
家族と鈴木大地選手会長から花束を贈呈された後、選手全員による胴上げ。回数は、伊志嶺が最初に背負った背番号と同じ5回だった。その後、涌井投手に促され、ベースランニングでダイヤモンドを駆け抜け、ホームへヘッドスライディングを決めた。照れくさそうに微笑む伊志嶺に、スタンドに詰めかけたファンは応援歌を送った。
現役生活に別れを告げた伊志嶺だが、既に発表されている通り、来季から1軍走塁兼打撃コーチ補佐兼外野守備コーチ補佐として、チームに残ることが決まっている。
「次は新しい道、コーチとしての道を千葉ロッテの一員として頑張っていきたいと思っています。ファンの皆さんと共に、選手を最大限にサポートできるよう日々勉強していきたいと思います。必死に選手をサポートして、来年こそは優勝、日本一を共に勝ち取っていきましょう!」
既に秋季キャンプで後輩の指導に当たった伊志嶺。立場が変わっても強い決意を持って、チームのために邁進していく。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)
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