【日本ハム】宮西尚生「これでダメなら終わり」今季初昇格の覚悟…ソフト戦で新球カットに手応え 逆転Vへ「最後のピース」に…コラム「勇往邁進」

スポーツ報知

18日のソフトバンク戦で登板した日本ハムの宮西尚生(カメラ・竹松 明季)

 日本ハムの宮西尚生投手(41)が30日、自ら記す連載「勇往邁進(ゆうおうまいしん)」で、今季初昇格の覚悟をつづった。14日に昇格し、4登板で防御率4・50。2試合目となった18日のソフトバンク戦(エスコン)で感じた新球カットボール(カット)の手応え、逆転優勝、日本一へ「起爆剤」としての決意をしたためた。

 約5か月ぶりに1軍のマウンドに戻ってくることができました。1軍でしか味わえない緊張感やプレッシャーは格別で、最近はケアや食事を終えて帰宅するとすぐに眠気に襲われます。それだけ頭や体が充実した疲労感を感じているのだと思います。15日の初登板(対オリックス・京セラD)は自然と力んでしまい、マウンドで「落ち着け。落ち着け」と言い聞かせ、自分自身と戦っているような状態でした。登板後に新庄監督から「楽しんでリラックスして投げて」と声をかけていただき、登板を重ねるごとに平常心で投げられるようになってきています。

 その中で、18日のソフトバンク戦では、今季から本格的に取り組んできた新球・カットに一定の手応えがありました。近藤選手や柳田選手といった球界屈指の強打者と対戦し、カットを投げて反応を確かめられたことがまず大きかったです。さらに、それによって直球で相手のタイミングをずらすことができたのが収穫でした。

 球速が全てではないですが、135キロほどのカットがあることで、140キロ台前半の真っすぐでもスピード以上に速く見せることはできます。たかが5キロ差と思うかもしれませんが、このわずかな差が重要で、打者のタイミングやバットの芯を外す「技」で勝負できればと考えています。

 これまでの決め球、スライダー、チェンジアップに加えて、カットを使いこなせれば、「まだ1軍で戦える」と期待が持てました。リリーフは1球で試合が決まります。その1球に責任が持てなければ習得したとは言えません。残り少ない登板で、繊細なところを突き詰めていきたいです。

 チームとしては、リーグ優勝、日本一の可能性が残されています。逆転優勝には、チームの勢いを加速させる「起爆剤」が必要だと感じています。日本一を達成した2016年もそうでしたが、優勝する時は、若手、ベテランに限らずキーマンやラッキーボーイが現れます。幸いにも自分の体は元気です。ここぞという場面で、チームを締める役割、流れを変える存在として、最後のピースになれれば最高だと思っています。

 最後に、一番大事なのは結果です。残り試合も限られる中で、これでダメなら終わりという覚悟を持って1軍に上がってきました。新球にも挑戦し、やることをやってきた自負もあります。今までにないプレッシャーも感じていますが、怖がったら負けです。ファンの皆さまには、最後までもがき、チャレンジし続ける姿を見せたいと思っています。(宮西 尚生)

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