【オリックス】曽谷龍平が7回無失点で74日ぶり復活5勝目 大好きだった亡き祖父に勝利届けた

スポーツ報知

7回2死一塁、山本祐大を見逃し三振に抑えた曽谷龍平(カメラ・義村 治子)

 意地でつかんだ白星には価値があった。「長かったですね、はい…」。6月10日のヤクルト戦(京セラD)以来、74日ぶりの5勝目。左肘などコンディション不良を乗り越えたオリックス・曽谷が実感を込めた。

 二塁すら踏ませず、7回を2安打無失点。「先頭を出さなかったことが、勝てた一番の要因だと思う」と胸を張った。8日のロッテ戦(ZOZO)で復帰し、2連敗。元気をくれたのは「家族」の存在だった。あるオフを利用し、奈良に帰省。母・香織さんが手料理を用意してくれた。リクエストした唐揚げ、しいたけ入りの特製ハンバーグ。生まれ故郷の空気を吸った。

 16日の日本ハム戦(京セラD)は4回途中を5失点でKOされた。祖父・北畑三津雄さんの命日だった。秋田・明桜高2年だった17年の夏に甲子園出場。2回戦の登板をテレビで見届け、2日後に76歳で息を引き取った。大好きだった「おじいちゃん」。1週遅れでも、勝利の報告ができる。

 エースの宮城や山下が不在の先発陣。「また次の1週、今後に備えていきたい」と前を向いた左腕を、岸田監督も「本当に自信を持って、上から目線でいっている感じがありましたね」とたたえた。逆転でのCS進出をかけ、残りは29試合。本格派の力投が、希望に光をともす。(長田 亨)

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