
楽天の吉井理人監督が28日までに前半戦を総括し、後半戦に向けた意気込みを口にした。
26日に前半戦が終了。借金18の最下位で折り返すことになった。それでも吉井監督が就任後は13勝14敗と立て直しの兆しを見せている。指揮官は「みんな元気にやってくれている。ここまでの結果は良かったかなと思ってます」と、静かにうなずいた。
異例のシーズン途中での監督就任。6月19日から指揮を執り始め、1か月が過ぎた。「なるべく先入観を持たずにやろうと思っていたので、途中から来たという感じはない。来た時に借金もあったんですけど、あんまり考えないで、あそこからスタートという気持ちでやってました」と振り返る。
一つでも上の順位を目指しながら、若い選手の育成も目指して戦う日々。「何とか上に行きたい、それとプラス若い選手を育てていきたい」と掲げる。選手たちと接し、プレーを見る中で気になる点もある。「選手たち、若い選手たちを見ていて、自分の中で何ができて、何ができていないか整理できてない感じがする。これからしっかりそこを選手それぞれに考えてもらって、できることを試合でやっていってほしい」と求めた。
チームとしては細かいミスが続いている。25日の日本ハム戦では一塁走者だった村林がスタートを切り、捕邪飛に対しての帰塁が遅れてアウトに。「盗塁だとしても、バッターのコンタクトする瞬間は見なきゃいけない。そういうものも含めて、何も言われなくてもできるような選手の集まりにしたい。村林ぐらい経験ある選手でさえ、そういうことがまだできてないチーム。彼だけの問題じゃないので、そういうのをもっと自然にできるチームになってほしい」と願った。
リリーフでは九谷、泰、中込ら若手らを僅差リードしている場面で起用。厳しい状況を経験させながら成長を促している。「今まで経験したことない場面での登板が多くなっていると思うんですけど、うまくいっても失敗しても、今はいい経験になっている。(26日の)泰とかも失敗の中から何か感じてるはずなんで、そういう機会をたくさん与えて成長してほしい」と期待を込めた。
就任会見では勝つことにこだわる姿勢を繰り返し求めていた指揮官。「みんなやっぱり負けたくないって気持ちが強いですし、優勝争いの雰囲気を味わいたいと思ってる選手がたくさんいるんで、そこは大丈夫ですね」と喜んだ。31日から始まる後半戦。熱き指揮官とともに浮上を目指していく。