ロッテ・櫻井ユウヤ「ボール球を振らないようにやっていきたい」一軍を経験し課題に向き合う夏

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ロッテ・櫻井ユウヤ(撮影=岩下雄太)
ロッテ・櫻井ユウヤ(撮影=岩下雄太)

 ロッテのドラフト4位・櫻井ユウヤ(昌平)は、一軍で出た課題と向き合い打撃技術向上を図っている。

 櫻井は開幕からファームで4番の打順で出場し、『4番・サード』でプロ初出場となった3月14日の日本ハム二軍開幕戦、2-6の8回一死二、三塁の第4打席、川勝空人が2ストライクから投じた135キロのフォークを左中間を破る2点適時二塁打でプロ初安打・初打点をマークすると、4月26日のハヤテ戦、7-1の8回無死走者なしの第4打席、大生虎史が2ボール1ストライクから投じた4球目のストレートをレフトへプロ初本塁打。

 5月は19試合に出場して、打率.316、13打点をマークし、5月度の『SMBC信託銀行ファーム月間MVP賞』を受賞し、5月31日にプロ初昇格を果たした。同日の阪神戦の試合前練習では緊張した面持ちで全体練習前にウォーミングアップを行い、高卒3年目の寺地隆成とキャッチボール、ノックを受け、打撃練習でもセンターから反対方向に力強い打球を放った。

 同日の4-2の8回二死三塁でポランコの代打として登場し、プロ初出場を果たす。プロ初打席は、及川雅貴が2ボール2ストライクから投じた5球目の外角143キロツーシームの前に空振り三振。一軍では2試合・2打席立ち、2三振で、6月4日に一軍登録を抹消された。

 再びファームに戻ってからは、6月11日のオイシックス戦で3安打、6月19日のハヤテ戦、1-0の4回一死走者なしの第2打席、野村裕樹が投じた初球の110キロカーブをレフトスタンド弾丸ライナーでの第2号ソロを放った。

 一軍を経験して「ボール球を振って帰ってきたので、しっかりストライクを打てる球を待って打っていきたいと思います」と課題を持って、ファームの試合に挑む。

 打撃フォームを見ると、背筋をピンと伸ばし、開幕の頃に比べて変わったように見える。櫻井本人に確認すると、「フォームというかボールの見方を変えました」とのこと。ボールの見方を変えてからの打撃については「ボール球を振っちゃうところはまだありますが、見極めができるようになってきたのかなと思います」と手応えを掴む。

 前半戦終盤の7月14日のオイシックス戦から7月20日の巨人二軍戦にかけて、「ストライクをしっかり打てれば、ヒットゾーンに転がっていくのかなと思います」と、5試合連続安打を放った。

◆ 32試合連続無失策中

 守備も4月終了時点で7失策していたが、5月以降は1失策。5月12日のヤクルト二軍戦から32試合連続無失策中だ。

 「最近打球が飛んでくることが少ないんですけど、週の間とかに三木コーチと守備練習をしたりしているので、その時に振り返ったり、試合に向けた準備をしっかりしています」

 櫻井の守備力安定の裏に、現役時代はユーティリティプレーヤーとして活躍し、試合前から結果を残すための準備を怠らず、途中出場した試合では2019年4月24日の西武戦から無失策を継続したまま現役引退した三木亮二軍内野守備・走塁コーチの存在があるようだ。

 櫻井は「送球のエラーにならないミスとかもありますけど、助けてもらったりとかで、ミスはなくなっているんじゃないかなと思います」と分析。

 櫻井は前半戦ファームで71試合に出場して、打率.2本塁打、29打点、OPS.634、得点圏打率.326の成績を残し、18時開始予定の『ナミックス フレッシュオールスターゲーム2026』パシフィック・リーグ選抜の『5番・指名打者』で出場予定だ。

 「フレッシュというよりかはシーズン通して、しっかりボール球を振らないようにやっていきたいと思います」。フレッシュオールスターよりも、自身の課題克服することを重要視する。将来マリーンズの中心選手になるため、一歩一歩階段を登っていく。

取材・文=岩下雄太

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