
◆パ・リーグ ソフトバンク6―0西武(30日・東京ドーム)
ビッグエッグを埋め尽くしたソフトバンクのファンが歓喜に酔いしれた。「絶対に頭を取りたいと思って気合入れていきました」と、上沢が西武との首位攻防3連戦の大事な初戦で6回を無失点。5月1日以来の60日ぶりの4勝目を挙げ、チームは4月21日以来70日ぶりの首位に立った。
開幕投手を任された移籍2年目は右肘のコンディション不良で5月17日に抹消され、1軍復帰2試合目だった。最速152キロの直球と落差の大きいフォークで西武打線を封じ込んだ。「右肘の状態は投げるたびに良くなっている」と確かな手応えをつかんだ。
「首位攻防はあまり意識していなかったけど、鷹祭の初戦を取りたいと思っていた。上沢がいい投球をしてくれた」と小久保監督も喜んだ。この日、年に1度の東京Dでの主催試合からスタートした恒例イベント「鷹祭」は、7月12日まで計9試合が行われる。白を基調とした真新しい特別ユニホームをまとった上沢の好投の陰には、スタッフのアシストもあった。先発右腕の“戦闘着”だけは1度洗濯済み。「ゴワゴワしていたらいけないので」と、体になじみやすいようにという村上誠一用具担当の配慮だった。
福岡移転後、球団初のリーグ3連覇へ、スタッフも含めてチーム一丸。「途中とはいえ、首位に立つと気分がいい。これで乗っていきましょう」と王球団会長。6月を月間9つの勝ち越しで終え、7月は一気に混パから抜けだしにかかる。(島尾 浩一郎)