
◆パ・リーグ 楽天8―4西武(23日・山形市)
巻き返しを予感させる勝利を飾った。10安打8得点と打線が機能。吉井理人新監督(61)は躍動したナインと笑顔でハイタッチを交わした。首位・西武を撃破し、監督就任後初の連勝。吉井監督は「パ・リーグを盛り上げるためには上位をやっつけていく。野球ファンが喜んでくれると思うので必死にやっていきたい」と不敵に笑った。6カードぶりの勝ち越しに成功。試合前時点で1勝11敗と苦戦していた山形開催で、18年以来の白星を挙げた。
苦しんできた主力に快音が響いた。調子を落としていた村林だ。新指揮官の初陣となった19日のロッテ戦(ZOZO)。全試合先発出場していた村林を休養のために今季初めてベンチスタートにした。吉井監督は「中枢神経の疲労がきているかなと思ったので、リフレッシュで休んでもらった」と説明する。心身の状態を整えた背番号6は、同点の3回2死一、二塁で、勝ち越しの左越えの2点二塁打。「(休養を挟んで)また違った気持ちで野球をしないといけないと思った。コミュニケーションを取っていただいたのでありがたい」と親心に感謝。“吉井マジック”が奏功した。
リーグ最低の得点数と低調だった打線は就任後は4試合で25得点と上向きつつある。9番で起用した黒川も2出塁と機能。吉井監督は「アナリストのアドバイスであそこ(9番)に出塁率の高いバッターを入れたら、点入りますよと言われてです」と喜んだ。新指揮官が率いるチームが上昇気流に乗りだした。(宮内 孝太)