【オリックス】宮城大弥がエースの誓い「負けない投手になります」3・27楽天戦で3年連続開幕投手 WBC秘話や3年ぶりV奪回へ決意を記す…独占コラム「一生百錬」

スポーツ報知

キャッチボールを行うオリックス・宮城大弥(カメラ・義村 治子)

 オリックス・宮城大弥投手(24)が26日、スポーツ報知の独占コラム「一生百錬」で3年ぶりの覇権奪回にかける決意をつづった。27日の楽天戦(京セラD)で、3年連続3度目の開幕投手を務める左腕。23年大会に続いてWBCに出場し、尊敬するドジャース・山本由伸投手(27)らメジャー組から多くの刺激を受けた様子。チームの絶対的なエースとして、先発陣全員による「大競争」を歓迎し、優勝とキャリアハイ更新を目標に掲げた。

 スポーツ報知の読者の皆さん、少しご無沙汰していました。お正月以来のコラムを書かせていただきます。自主トレからキャンプ、WBC、オープン戦を経て、いよいよ開幕です。開幕投手を任されるのは3年連続。イニングや球数の兼ね合いはあると思いますけど、気持ちは過去2年と同じです。初回から全力でいかなければいけません。交代と告げられるまではゼロ、最少失点で抑えられるように、投げ込んでいきます。

 WBCからチームに帰ってきて、3月21日の阪神戦で登板しました。選手やスタッフの方から「お疲れさま。お帰り」と言っていただき、イニング間のキャッチボール中には「頑張れよ」と声援も聞こえました。いい意味で、気を使わない空気が流れているのがオリックスの良さ。久しぶりだな…と実感できました。

 23年に続き、WBCに出場させていただきました。一番大きいのは、準々決勝で負けた悔しさです。マイアミの球場は完全アウェーの雰囲気。歓声もすごくて、耳元で話さないと聞こえないぐらいでした。登板の機会はなかったですけど、マウンドに立ってみたかったという思いはあります。

 井端監督には「いろんな場面で複雑な起用をして、申し訳なかった」と言われました。そんなことはありません。リリーフやイニング途中からの登板。本当に、すごくいい経験ができたからです。マイアミで投げられなかったのも、まだまだ実力が足りなかったからだと思っています。流れを変えられる投手になるため、もっともっとレベルアップしなければいけません。今後はロサンゼルス五輪や次回のWBCもあります。選ばれるような選手でありたいし、選ばれれば一生懸命、全力で戦いたいです。

 人との出会いや会話も貴重です。由伸さんはドシッとしていて、人気者。由伸さんの周りには人が集まります。準々決勝が終わり「ありがとうございました」とあいさつをしました。由伸さんからは「もう会わないと思うけど、ありがとう」って…。いつもの会話だと受け止めています(笑)。

 大谷翔平さんは、器が大きかったです。チームに合流されると「タメ口じゃないやん」と声をかけていただきました。前回のこと(※1)を覚えていてくれているんだ…って。また、タメ口を許していただきました(笑)。菊池雄星さんが大事にされているのは「トレーニングが大事」ということ。メジャーで長く活躍されている左投手です。僕も大事だとは思っていましたけど、もっともっと大事だと思って、トレーニングをしなければいけません。

 しっかりとシーズンへ気持ちを切り替え、この日の開幕を迎えました。若い投手の力が上がれば、より強いチームになると思っています。例えばペータ(山下)が少し離脱をしてしまいましたけど、彼らにとってはチャンスです。彼らが頑張って、いい意味でペータに焦りが出れば、それは楽しみなことです。もちろん僕もしっかりと競争の中に入って、勝つつもりです。

 ソフトバンクさんと日本ハムさんが強いと言われています。シーズンに入れば何が起こるか分からないので、常に上を目指していきます。オリックスにはいい選手がそろっています。それぞれがけがをせず、悪い時は選手全員で支え合っていけば、必ず勝てると思っています。目標はキャリアハイ(※2)を更新し、優勝すること。先発の柱として、負けない投手になります。(宮城 大弥)

(※1)23年WBCで宮城は大谷と初対面。ある時、並んでトイレをしていた同学年の佐々木朗希(現ドジャース)と会話。大谷と入れ替わっていたことに気づかず、タメ口で話し続けていた。「完全な勘違いでタメ口で話してしまって。そこから頭の中がおかしくなってしまいました…」と混乱したが、大谷は「タメ口で来いよ!」と“許可”。「翔平!」(もちろん冗談)と呼ぶと「おっ、いいやん!」とほほえましい関係が出来上がった。

(※2)宮城のキャリアハイは21年の13勝と勝率7割6分5厘、23年の防御率2・27、25年の165奪三振。21年の新人王を除けば、個人タイトルと縁がない。

 ◆宮城 大弥(みやぎ・ひろや)2001年8月25日、沖縄・宜野湾市生まれ。24歳。少年野球「志真志ドラゴンズ」で野球を始め、中学は「宜野湾ポニーズ」でプレー。興南では1、2年夏に甲子園出場。3年時はU18日本代表に選出され、19年のドラフト1位でオリックス入団。21年に13勝を挙げ、パ・リーグ新人王を受賞した。23年のWBCでは侍ジャパンの世界一に貢献し、26年も2大会連続で出場。通算成績は115試合で49勝29敗、防御率2・48。171センチ、85キロ。左投左打。年俸2億2000万円。

記事提供:スポーツ報知(別ウィンドウで開く)

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