伊藤大海、日本ハム5人目のポスティングでのメジャー挑戦「12月までにファンの皆様に決断をご報告」することを目指す

スポーツ報知

ポスティングシステムによるメジャー挑戦が決まった伊藤

 日本ハムは1日、伊藤大海投手(29)のポスティングシステムを利用したMLB移籍を承認し、申請スタート初日となったこの日、手続きを開始したと発表した。伊藤は、「メジャーでプレーすることは、幼い頃からの夢であり、ずっと目標にしてきたことの一つ。北海道で生まれ育った自分をドラフト1位で指名し、成長する機会を与えてくださった日本ハムファイターズにも心から感謝しています」とコメントした。

 6年目の今季は26試合に先発し、10勝10敗、防御率3・18。入団から6年連続規定投球回に到達し、3年連続で2ケタ勝利もマークした。10月23日にエスコンを訪れた際には、「人生一悩んでいる。最終的に後悔しない方を選びたい」と、秋季キャンプには参加せず熟考を重ねていた。

 昨季の沢村賞右腕を巡っては、MLB球団もシーズン中から動向を注視。米移籍情報サイトでは、西武・平良と共に先発補強を必要とするジャイアンツらが獲得に強い興味を持っていることも報じられていた。交渉期間はMLB機構の公示翌日から45日間となるが、今オフは現行の労使協定が12月1日に失効予定で、以降はロックアウトに突入することも濃厚。「できる限り早く進路を決め、12月までにファンの皆様に自分の決断をご報告できることを願っています」と、11月中の早期決着を目指す。

 ポスティングでのメジャー移籍となれば、球団ではダルビッシュ、大谷、有原、上沢に次ぎ5人目となる。「偉大な先輩方のように、自分もファイターズへの感謝と誇りを胸に、世界最高峰の舞台で勝負したい」と、伊藤。北の大地で育った絶対的エースが覚悟を持って海を渡る。

 〇…日本ハム・新庄監督が伊藤のメジャー挑戦を後押しした。球団が伊藤のポスティング申請を行ったことを受け、「ずっと言ってきたことだから。本人の決めたことは応援したい」と、エールを送った。一方で、「まだ(行き先は)決まってないでしょ? 残るかもしれない。一緒にやりたいですけどね。僕が何とも言えることじゃない」と、エースの夢も応援しつつ、共に戦いたい率直な思いも吐露した。

 ◆今オフのポスティング 申請は11月1日に開始。通常であれば、交渉期間はMLBが全30球団に契約可能選手として公示してから45日間となる。だが、今オフは新労使協定の締結交渉の難航が予想される。新協定が結べない場合は、ポスティングの交渉期限は現協定が失効する12月1日に前倒しになる見通し。NPB12球団にも通知されているという。

 ◆伊藤 大海(いとう・ひろみ)1997年8月31日、北海道鹿部町生まれ。29歳。駒大苫小牧から駒大に進学も1年秋に退学し、翌年に苫小牧駒大(現・北洋大)に入学。20年ドラフト1位で日本ハム入団。21年東京五輪、23、26年WBC日本代表。25年に14勝で沢村賞を獲得。NPB通算152登板で65勝51敗、防御率2・92。176センチ、85キロ。右投左打。既婚。今季推定年俸は3億4000万円。

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