
◆SMBC日本シリーズ2026第4戦 ソフトバンク4―2DeNA(28日・みずほPayPay)
ソフトバンクがDeNAに4連勝で2年連続13度目の日本一を決めた。4勝1敗で阪神を破った昨年に続く日本シリーズ連覇となった。5月にDeNAからトレードで獲得した山本祐大捕手が同点2点三塁打を含む3打点と躍動。3試合連続逆転と勝負強さを見せ、一気の4連勝を決めた。
三塁に到達した山本祐は鬼の形相で2度も吠え、何度も拳を握った。目の前で栗原が敬遠されて迎えた4回2死一、二塁で、右翼線へ同点の2点三塁打。同点の走者を出してまで自身と勝負した古巣の選択を「気持ちが熱くなるものがありました」と打ち砕いた。6回にも左犠飛を放ち、3打点。4試合で11打数4安打とバットでも光った扇の要が優秀選手に選ばれた。
DeNAの一員だった24年の日本Sはベンチ入りしたが、右尺骨の骨折で出場がなかった。事実上、初の頂上決戦は古巣と激突。「すごく楽しみ。今年は最後まで戦い抜く」と誓いを果たした。2安打の第1戦は左腕への死球の影響で途中交代。それでも第2戦からグラウンドに戻った。
「捕手だから抑えつつ」と語るが、本来は感情を表に出すタイプ。「出せる時は思い切って。感情を出す選手はすごく好きだし、周りの士気を高める」と影響を受けたのは、元同僚の桑原(西武)だ。2年前のシリーズMVPが宿った迫力で殊勲打。5月の衝撃トレードから、誰もが認める常勝軍団の正捕手になった。(安藤 理)