
◆SMBC日本シリーズ2026第4戦 ソフトバンク4―2DeNA(28日・みずほPayPay)
MVPに輝いたソフトバンク・正木の慶大時代の恩師、堀井哲也監督(64)がスポーツ報知に喜びのメッセージを寄せた。4年生だった21年には大学日本一の原動力となり、MVPに輝いたバットマン。その勝負強さの裏側を明かした。(構成・加藤 弘士)
正木、MVPおめでとう。私が指揮を執ったのは彼が3年の春から。2年4季、卒業までずっと4番です。打撃のパワーもあり、柔らかさもあり、体も強かった。頼れる存在でした。
4年次の大学選手権ではチームを34年ぶりの日本一に導きました。実はその春のリーグ開幕戦、ウチは最悪のスタートだったんです。法大の三浦銀二投手(元DeNA)に「ノーヒットワンラン」に封じられてね。いきなりですから、みんな意気消沈しちゃって。すると翌日の2回戦。正木が山下輝投手(元ヤクルト)から左中間にものすごいホームランを打った。それでチームが一気に「行けるぞ!」って勢いづいて、リーグ優勝、日本一への道のりが切り開かれたんです。彼の一発には、そんな不思議な力がありました。
同世代の渡部遼人(現オリックス)とは中学時代(世田谷西シニア)でもチームメートでしたが、この2人で本当によく練習していましたよ。今でもオフになると、2人でウチの練習場に来て、ウェートトレや打撃を一生懸命やっています。真摯(しんし)な姿勢は、学生たちの生きたお手本であり、目標です。さらにすごい打者に進化してほしいと願うばかりです。