【オリックス】今季限りで引退の平野佳寿が2軍監督就任へ 4年ぶりのリーグ制覇へ岸田護監督と盟友タッグ「若い子たちに返す番」引退会見で明かした恩返しの思い

スポーツ報知

平野佳寿

 今季限りで現役を引退したオリックス・平野佳寿投手兼投手コーチ(42)が、来季から2軍監督に就任する見通しであることが10日、分かった。この日までに球団から要請され、受諾に支障はないとみられる。日米通算21年間のプロ野球生活で、絶対的な実績や経験を積み重ねてきたレジェンド守護神。就任3年目を迎える盟友・岸田護監督(45)とタッグを組み、4年ぶりのリーグ優勝へ力を注ぐことになりそうだ。

 平野に大きな仕事が待っていた。この日までに要請されたのは、2軍監督の重要ポスト。引退セレモニーに臨んだ9月25日のソフトバンク戦(京セラD)前の会見で、今後について「次に僕がそういう立場になるなら、今までやってもらったことを若い子たちに返す番」と明かしていた。かねてから恩返しの気持ちが強く、受諾には支障がないとみられる。

 今季は投手コーチを兼任し、ファームを中心に指導。試合ではベンチ入りすることも多く、風岡2軍監督のそばで攻撃や作戦面を学んだ。06年の入団からオリックスで18年。23年にはオリックスの選手として初めて名球会入りを果たした。日米通算21年間で258セーブ205ホールドの実績と経験。低迷期も黄金期も知るレジェンド守護神の「目」が、再建には必要だった。

 1軍は2年ぶりのBクラスとなる4位に沈んだ。エースの宮城や山下、野手では森友、頓宮と主力に長期離脱者が続出した。球団はDeNAを戦力外となった藤浪の調査を進めるなど、巻き返しへ懸命の姿勢を見せている。同時に欠かせないのが若手の底上げ。引退翌年に2軍監督を務めるのは珍しいが、次世代のスター育成にも期待が高まる。

 就任3年目を迎える2学年上の岸田監督とは、同じ05年のドラフトで入団。現役時代から関係を深め、平野も「もし2人で一緒にやれるのなら(岸田監督の)下で働いて、胴上げできるようにやっていきたい」と盟友への思いを明かしていた。ともに生え抜きで、40代のフレッシュなタッグ。4年ぶりのリーグ優勝へ、骨格が固まってきた。

 ◆平野 佳寿(ひらの・よしひさ)1984年3月8日、京都・宇治市生まれ。42歳。京都・鳥羽、京産大を経て、05年大学・社会人ドラフト希望枠でオリックス入団。11年に49ホールドポイントで最優秀中継ぎ、14年に40セーブで最多セーブのタイトル獲得。17年オフに海外FA権を行使。Dバックス、マリナーズを経て21年にオリックス復帰。23年に日米通算250セーブを達成し、球団初の名球会入り。26年限りで現役引退。日米通算853試合で65勝87敗258セーブ、205ホールド、防御率3・05。186センチ、90キロ。右投右打。

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