
◆パ・リーグ 日本ハム0―7楽天(23日・エスコン)
CS進出につながっていくアーチが右翼へ伸びていく。初回1死三塁。楽天・黒川史陽内野手が粘りに粘って11球目をフルスイングすると、飛球は右翼ブルペンへ飛び込んだ。「何とか犠牲フライを」という無欲の一振りが先制の4号2ランとなり、チームを勢いづけた。
4回、5回に単打を放って今季2度目の猛打賞をマークすると、8回の第5打席で左前打を放ってプロ6年目で初の1試合4安打を記録した。「うれしいですけど次の試合が大事になると思います」と浮かれるところはない。三木監督も「成長を感じる打席が多かった」とほめたたえた。
左打席での優れたミート力を生かした打撃で6月中旬から内野のレギュラーに定着。直近7試合連続安打で打率も3割台と好調を維持する。残り10試合で3位オリックスとのゲーム差は4・5と変わらないが、逆転するチャンスはある。24日からは本拠地に首位ソフトバンクを迎えての3連戦。お立ち台で次戦へ向けての気持ちを問われると、球場を埋めた日本ハムファンから期待を込めた声援が届いた。「この声援に応えられるよう頑張ります」。まずは首位を倒して、オリックスとの3連戦へ勢いをつける。
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