
西武のドラフト2位・渡部聖弥外野手が10日、母校の広陵(広島)が第107回全国高校野球選手権大会(甲子園)の出場を辞退したことを受けて、楽天戦(ベルーナD)の試合前に「このタイミングで辞退となって、対戦相手とかに迷惑をかけている。そういうのは母校として申し訳ない気持ちが強いです」と語った。
同校3年だった2020年はコロナ禍のため、夏の地方大会、甲子園大会が中止となった。「自分の時は甲子園がなくて、すごく甲子園に出たいという気持ちが強かったのですが、(今夏に)広陵が甲子園に出ることによって出られないチームというのもあるわけで、そのチームもすごく悔しいじゃないですか。自分が逆の立場ならばすごく嫌な気持ち、やるせない気持ちになると思う。そういうチームは多いと思うので、申し訳ないという気持ちです」と他校の立場となって、言葉をつないだ。
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