
◆パ・リーグ 西武5―1楽天(10日・ベルーナドーム)
ミスターを超えることはできなかった。三塁打が飛び出せば、長嶋茂雄さんを抜く5試合連続三塁打のプロ野球記録となった楽天・中島大輔外野手。記録更新の期待がかかる一戦だったが、4打数無安打に終わった。「打てるものなら打ちたかったですけど、なかなか狙って出るものでもないですし。簡単に長嶋さんを超えられない。それに尽きるんじゃないかなと思います」とさっぱりとした表情で振り返った。
それでも、パ・リーグ記録を更新し、プロ野球タイ記録に並んだ事実が色あせることはない。「名前が残ることはすごいうれしい思いはありますけど、現役である以上、誰でもいろんな企画にチャレンジできるチャンスはあると思う。三塁打で一つ記録を作れて良かったというか、まだまだ他にももっと目指すべきところがあるんじゃないかなっていうのを、なんか今回で感じました」と新たな目標を見つけた。長嶋さんが記録を達成したのは24歳。今の中島と同じ年齢の時だった。「名前を残せることが一つでもあれば、いい選手だったなってなるので。そういう選手になりたいです。24歳って若いと思うので、まだまだ成長したいなと思います」とさらなる高みを見つめていた。
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