
◆パ・リーグ 西武5―1楽天(10日・ベルーナドーム)
悔やんでも悔やみきれない1球だった。1点を先制した直後の6回2死一塁。楽天・岸孝之投手が西武・渡部聖に投じた真ん中低めへの139キロの速球を左翼席に運ばれると、無念そうな表情を浮かべた。4敗目に「あれはやっちゃいけない1球だし、点の取られ方。点を取ってもらって、次の回だったのでなんとかって思ってましたけど、一番最悪な、申し訳ないなっていう気持ちです」と言葉を絞り出した。
それでもベテランらしい投球はみせた。5回まで毎回安打を許しながらも、持ち味である緩急をつけた投球で無失点にまとめた。「何とも言えない中でゼロに抑えることはできていたなとは思いますけど」と小さい声で振り返った。三木監督は「もっと早く岸を援護できたらよかったけど」と申し訳なさそうな表情で右腕をかばった。
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