
◆パ・リーグ 西武0―2楽天(9日・ベルーナドーム)
レジェンドに並ぶ大記録のことは頭の中から消えていた。6回1死。楽天・中島は西武・菅井が投じた139キロ速球をしっかりととらえた。放物線を描いた打球は左中間へ。「頑張って走りました」。中堅手・西川がクッションボールの処理に手間取るのを見るや、二塁を蹴って一気に三塁へ達した。長嶋茂雄に並ぶプロ野球タイの4試合連続三塁打。「すごい光栄だなと思います」と言葉を弾ませた。
8日の同戦で3試合連続三塁打を放ち、18年の源田(西武)以来となる9人目のパ・リーグタイ記録を樹立。新記録の可能性を耳にして「こちらが勝手にドキドキしていました」と笑った。ナマで長嶋さんを見たことはないが、その偉大さはもちろん知っている。「今でも誰もが知っているというのは本当のスーパースターの方だったんだなと。三塁打の記録だけですけど、一緒に言ってもらえてすごい光栄です」と実感していた。
50メートルを5秒9で走るスピードとパンチ力が持ち味。「足を生かしながら長打も打てるというのを目標にしているので、そういう場面で並ぶことができてすごいうれしいです」と中島。次なる目標はミスターを超えるプロ野球記録の5試合連続三塁打。「とりあえず打ったら一生懸命走ります」とナガシマならぬナカシマは笑い飛ばした。(秋本 正己)
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