
◆パ・リーグ 楽天3―6ロッテ(2日・楽天モバイル)
この日1軍に昇格し、6番・DHでスタメン出場した楽天のルーク・ボイト内野手が、7回1死一塁からの第3打席で左越えに1号2ランを放った。変化球を力強くたたき「打った瞬間(スタンドに)行くだろうな、(フェンスを)越えただろうな、という感触だった」。ヤンキース所属時、コロナ禍で60試合に短縮された20年シーズンに22本でア・リーグ本塁打王を獲得した実力をいきなり見せた。スタンドから起きた大歓声に「耳に届いていますし、あの瞬間は本当に格別でした」と振り返った。
6月22日に来日。ファームで4試合をこなして迎えたデビュー戦だった。ここ2年間はメキシカンリーグでのプレーで、「こういう大勢のファンの皆さんの前でプレーするのは本当に久しぶりで、最初は緊張していたのが正直なところです」。2回2死での第1打席は3球三振。5回の先頭打者で迎えた第2打席は、左翼フェンスにワンバウンドで到達する鋭い当たりも、二塁を狙ってタッチアウトとなった(記録は左前打)。9回1死の第4打席は一、二塁間を破る右前打。4打数3安打2打点と上々のデビューだ。
三木監督も「非常にいいバッティングだった。今後もしっかりチームの力になれるように」と期待を寄せた。「僕の仕事は打点を多く運んでくるところだと思っている。チームに貢献できる活躍を引き続きできれば」と意気込みを語ったボイトが、持ち前のパワーをこれからも発揮してチームを活性化させる。
関連ニュース
・【試合詳細】楽天―ロッテ
・【楽天】中島大輔先制3ラン&古謝樹6回1失点 2年目コンビの活躍で連勝
・【楽天】連敗を4でストップ 三木肇監督「先制点は大きなテーマだった」と辰己涼介の2ランを評価
・【楽天】村林一輝が起死回生の同点2ラン「何とかうしろにつなごうと」
・【ロッテ】昇格即4番の32歳が今季初打席で先制打 「ラストチャンスと思って」